Neymar Japan BrazilGetty

元ブラジル代表DF、日本や韓国と親善試合の母国に不満?「アジアやアフリカが多いが…」

ミランOBの元ブラジル代表DFセルジーニョ氏が、ワールドサッカー・エージェンシーのツイッチ(Twitch)配信に出演し、古巣のミランや王国ブラジルについて自身に見解を示した。

1999~2008年にかけてミランで活躍し、スクデットやチャンピオンズリーグ(CL)などのタイトルを獲得したセルジーニョ氏。そんな元ミランのサイドバックは、11年ぶりにセリエA王者に輝いたステファノ・ピオリのチームについて語った。

「開幕直後にタイトル獲得を考えるのは難しく、信じていた者はほとんどいなかったはずだ。それでもミランが再び頂点に立つのを見ると誇らしく思うよ。ミランの歴史の中で最も重要なスクデットの1つになったはずだ」

以下に続く

またセルジーニョ氏は、自身の後継者にあたる24歳のフランス代表DFテオ・エルナンデスに賛辞を贈った。

「彼は世界最強の左SBになれるだろう。私とクオリティは同じではないが、私に近い選手の1人と言える。攻撃的でゴール前に上がり、シュートを打つのを好む選手だ。チャンスを作り出す一方、私と同じように守備でミスを犯すこともある。まだバランスを見出せていないようだが、これが重要だ。SBというのはまず守備をし、それから攻撃をしなければならない。それでも本当に強い選手だよ」

■ヨーロッパ強豪との対戦を希望

またミランOBは、チッチ率いるブラジル代表についても言及。自身の見解を示した。

「セレソンは1年ほど前まで世界一のチームとは言えなかった。平均年齢が高すぎてプレーのテンポも遅かったが、現在はメンタリティが変わったように思う。かつてのようなブラジルが戻ってきた。ヴィニシウスやアントニー、ラフィーニャのような選手が加わったおかげだろう。彼らがブラジルサッカーの新たな希望だ。ものすごいテクニックを持っていて、ネイマールの負担も減る。優勝へ大きな期待がある」

一方でセルジーニョ氏は、母国代表に不満ものぞかせた。ブラジルは今月初めにアジアツアーで日本代表や韓国代表と対戦したばかりだが、ヨーロッパの強豪とのマッチアップを要望した。

「ブラジルは親善試合でアジアやアフリカのチームと対戦することが多い。だがイタリアやイングランド、ドイツといったチームとの対戦が必要だ。長い目で見れば、こうした試合はより重みをもつはずだ」

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