FCソウルのジェシー・リンガードは、プレミアリーグから韓国に移籍した理由について語った。
アカデミー時代から所属するマンチェスター・ユナイテッドでデビューを飾り、将来を期待されたリンガード。イングランド代表でもプレーした同選手だが、伸び悩み、2022年夏に退団。その後、ノッティンガム・フォレストで1年プレーしたが、無所属になった後、今年2月に韓国KリーグのFCソウルに加入した。
ゲームキャプテンを務め、ここまで24試合で5ゴール1アシストを記録するなど、再びピッチで輝きを放つリンガードは、イギリス『ザ・タイムズ』で韓国行きを選んだ理由について語り、その中で家族の影響もあったことを明かした。
「みんなは僕がプレミアリーグから韓国のKリーグに移籍したことに驚いていたけど、僕は冒険や新しい種類の挑戦を望んでいた。僕はFCソウルと1シーズンではなく、2シーズンの契約を結んだ。なぜなら、僕の目標はチームにトロフィーをもたらして、ここにレガシーを残すことだ。僕はこのことにとても貪欲だ。僕たちはプレーオフに進んだし、悪くはない最初のステップだと思う」
「僕はフォレストでのシーズンでひどいアキレス腱と膝の腱炎に苦しんでいた。痛みに耐えながらプレーしたこともあったし、痛みでまったくプレーできないこともあった。唯一の治療は休養だったけど、夏に契約が切れたし、祖母が病気を患ったりもした。彼女は最高の女性で、母がうつ病と戦っていたから長い間祖父とともに僕を育ててくれた」
「でも、昨夏に彼女の状態は悪くなり、入退院を繰り返した。僕は一生懸命やっていたけど、所属先を失った。契約満了は、家にいて家族と過ごす必要があるという運命だったのかもしれないと感じていた。僕はできる限り家族と一緒に過ごし、11月に祖母が亡くなった。祖父は苦しんでいたし、うつになって入院してしまった」