スコットランド代表は、EURO2024で不名誉な記録を残して大会を去ることになった。
メジャー大会の予選として1997年以来の突破を果たし、EURO2024出場を決めたスコットランド。グループAでの戦いにも期待がかかっていたが、初戦で開催国ドイツに1-5と完敗を喫すると、続くスイス戦は1-1の引き分けに。決勝トーナメント進出へ望みをつなぐためにもハンガリー戦は必勝だったが、0-1で敗れている。
これで勝ち点1でグループA最下位が確定、グループステージ敗退が決まったスコットランド。データメディア『Opta』によると、3試合での合計シュート本数は「17」にとどまり、1980年にグループステージ制が導入されてからはワーストタイ記録となったようだ。
なおハンガリー戦後の会見では、スティーブ・クラーク監督が判定に不満を口に。ボックス内でスチュアート・アームストロングが倒れたシーンについて、「100%PKだ」と断言している。
「なぜあれがPKではないのか、誰かが私に説明する必要がある。100%、PKだ。1点差の試合でPKが与えられていれば、違う夜になったかもしれない」
この試合はアルゼンチン人のファンクド・テージョ主審が担当したが、クラーク監督は「ヨーロッパの大会だし、ヨーロッパの審判がいたほうが良かったかもしれない。VARはヨーロッパで導入されたものだ。審判はピッチ上ではっきり見ていなかったかもしれないが、こういう場面で介入しないならばVARに何の意味があるのだろうか。あれはPKだよ」と続けている。

