今夏の移籍市場でセリエAの御三家から熱視線を浴びるサッスオーロのMFダヴィデ・フラッテージが、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューで語った。
2017年夏に下部組織から過ごしたローマを退団すると、サッスオーロへ移籍したフラッテージ。レンタルによるセリエBでの武者修行を経て、2021-22シーズンからサッスオーロの主力として活躍を続けてきた。
そんな23歳のイタリア代表MFには、今夏、インテルやミラン、ユヴェントスから熱視線が注がれている。
「素晴らしい感覚だということは、否定できない。だが現在は、少し不安に感じている。(去就を巡る)状況が決まって欲しいよ。ただ、祖父カルミネのことを思い出す。祖父はカルチョが大好きで新聞を読んでいたから、いま生きていたら、どれほど喜んでくれただろうか」
すでにインテルとは、基本合意も伝えられているフラッテージ。だが、新天地についての明言は避けつつ、移籍先の決め方について持論を展開した。
「交渉は突然ダメになってしまうこともあるので、チーム名に言及するのは適切ではないだろう。だが、限りなく正直でありたい。僕自身は移籍先のチームを決めた。代理人が僕の希望を叶える方法を見つけてくれるはずだと確信している。他のクラブも僕に関心を寄せてくれていると聞いている」
「移籍先を決めるうえで、最も重要なのはポジションだ。僕はインサイドハーフの選手なので、当然、自分の特徴を活かしていきたい。(インタビューをした記者に対し)あなただって記事を書くのが好きなんだろう。テレビ番組の司会をしないかと提案されたら、検討するかもしれないけど、やっぱり記事を書くんじゃないかな。それと同じことだよ」
サッスオーロでは、中盤3枚の右MFでプレーしているが、もしインテルへ移籍した場合、イタリア代表の同僚でもあるMFニコロ・バレッラとポジションがかぶることになる。だがフラッテージは「それはまったく問題ない。左でプレーすれば、カットインして利き足で蹴れる。逆サイドだとひどいキックになってしまうことがあるくらいなんだ」と述べ、共存可能であることを強調した。
