サッスオーロのジョヴァンニ・カルネヴァーリCEOが、イタリア国営放送『Rai』のラジオ番組に出演し、元サッスオーロ指揮官のロベルト・デ・ゼルビに見解を示した。
ロシアによるウクライナ侵攻後、シャフタール・ドネツクの指揮官を退任し、昨年9月にブライトンの指揮官に就任したデ・ゼルビ。プレミアリーグに拠点を移したイタリア人指揮官は、日本代表MF三笘薫を重用するなどして魅力的なサッカーを展開して好成績を収めており、母国イタリアからも熱視線が注がれている。
すでにシモーネ・インザーギ指揮下で成績不振に悩むインテルからの関心も伝えられる中、かつてデ・ゼルビが2018年から3シーズンにわたって指導したサッスオーロのCEOは、元指揮官のビッグクラブへのステップアップに太鼓判を押しつつ、母国帰還は期待できないとの見解を示した。
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「デ・ゼルビはトップクラブを指導する準備ができているように思う。プレミアリーグでの経験のおかげで、指揮官として成熟を迎えつつある。彼は素晴らしい監督だ。すでに現在も重要なクラブで指揮を執っている。デ・ゼルビをイタリアのクラブで見ることができたら、私にとって最高だろう。だがそれは非常に難しいはずだと考えている」
今シーズン終了後にデ・ゼルビを招へいするためには、2026年までの契約を結ぶイングランドのクラブへの高額な違約金も必要とされるとみられるが、果たして43歳のイタリア人指揮官の引き抜きを実行するクラブは現れるのか、今後の動向は注目されるところだ。
