Maurizio Sarri Lazio Roma Serie AGetty

ラツィオ指揮官サッリ、ローマダービーを制し興奮「最高レベルのアドレナリン」

ラツィオの指揮官マウリツィオ・サッリが26日のローマダービー終了後、『DAZN(ダゾーン)』のインタビューに応じ、勝利を喜んだ。

12日のミラン戦(0-2で敗北)以降、公式戦4戦連続で勝利なしと成績が低迷していたラツィオ。そんな中で26日のセリエA第6節において、ライバルクラブのローマとの伝統のダービーを迎えると、10分のMFセルゲイ・ミリンコヴィッチ・サヴィッチの得点を皮切りに終始リードを保ち、3-2で5試合ぶりの勝利を収めた。

指揮官のサッリは、この日1ゴール1アシストと躍動した新加入のFWフェリペ・アンデルソンを称えたほか、チームについて自身の見解を示した。

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「アンデルソンは、今日のようなパフォーマンスを継続して見せてほしい。彼のクオリティと特徴が感じられるパフォーマンスだった。しかし時たま、彼自身が自分の実力を認識していないのではないかと疑念を抱くことがある。プレーに消極的なことが多いが、本来の彼は今夜のような選手なんだ」

「チーム作りはどこまで進んでいるか? プレイステーションの世界とは違い、これは本物のカルチョなんだ。今日は私の好きな形が何度か見られたが、別のチームを真似してクローンを作ることなどできない。このチームにはクオリティがあるが、まだ潜在力を発揮できていない部分がある。これから最大限に生かしていきたい」

また元チェルシー指揮官は、初めてのローマダービーでの勝利に興奮を隠せない。

「プレミアリーグにおいて、今日のような雰囲気の試合を何度も経験しているが、感情の高ぶりに関して言えば、今日の試合は最高レベルだった。試合前の緊張感に加えて、ダービーでこれほどのアドレナリンと勝利への満足感を感じるなんて思っていなかった」

最後にサッリは、プレミアリーグとセリエAのレベルについて言及。「残念ながらプレミアとは比較にならない。プレミアは現在、別格だ。選手のクオリティやプレーのペースが違う。一方、セリエAにはアイディアが感じられ、カルチョをプレーしようとする姿勢が見える」などと自身の見解を示した。

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