sapporo kobe(C)Getty Images

GK前川黛也がチームを救う完璧なPKストップも…神戸、最下位・札幌とドロー決着

明治安田J1リーグは13日に第23節が行われ、北海道コンサドーレ札幌とヴィッセル神戸が対戦した。

直近のリーグ戦8連敗で最下位に沈む札幌と、連勝で首位と6ポイント差の4位につける神戸。対象的な状況の両チームが、札幌ドームで激突した。札幌では鈴木武蔵やGK菅野孝憲が、神戸では大迫勇也や武藤嘉紀らが先発している。

試合序盤は神戸がペースを握り、相手ボックス付近に迫りながら6分に広瀬陸斗が決定機を迎える。一方の札幌も、15分には馬場晴也が強烈なミドルシュートを放った。その後は札幌がやや前に出るシーンを増やしていくが、32分に神戸にビッグチャンス。左からのクロスを武藤嘉紀が粘って折り返すと、山内翔がヘッド、GKに弾かれたところを大迫勇也が詰めたが、これも必死の守備に阻まれた。

一進一退の攻防が続く中、先制したのは札幌だった。40分、ゴール前で得たFKのチャンスを青木亮太が直接狙うと、壁の間をすり抜けてネットを揺らした。GKも一歩も動けない見事なキックで、ホームチームが1点をリードして前半を折り返す。

1点を追いかける神戸は、後半頭から山内翔に代えて佐々木大樹を投入。すると、開始早々に試合を振り出しに戻す。49分、武藤嘉紀がボックス内へのクロスを収めて展開すると、最後は大迫勇也がヘッドで押し込んだ。エースの今季7点目で、アウェイチームが同点に追いついた。

追いついた神戸は69分、広瀬陸斗に代えてジェアン・パトリッキを投入。逆転を目指す。しかしそこからピンチが続き、72分にはGK前川黛也がファインセーブで防いだが、その直後にボックス内でのファウルでPKを献上する。それでも、鈴木武蔵のキックをGK前川黛也が完璧にストップ。守護神の大活躍で勝ち越しを許さない。

その後も最後まで両チームゴールを目指したが、勝ち越し弾は生まれず。1-1のドローに終わり、両チームが勝ち点1を分け合う結果となった。

神戸はこれで勝ち点41となり、首位のFC町田ゼルビアとの勝ち点差が暫定「5」に。一方の札幌は連敗を「8」で止めたものの、勝ち点12で最下位のままとなっている。

広告

ENJOYED THIS STORY?

Add GOAL.com as a preferred source on Google to see more of our reporting

0