明治安田生命J1リーグは6日に第12節が行われ、北海道コンサドーレ札幌とFC東京が対戦した。
ここまで勝ち点13で11位の札幌と、同15で9位のFC東京。上位進出のために勝利のほしい両チームが札幌ドームて対戦した。札幌では浅野雄也やGK菅野孝憲らが先発、FC東京ではバングーナガンデ佳史扶や松木玖生らがピッチに立っている。
試合は8分に動く。札幌は敵陣でボールを奪ってショートカウンターを発動すると、ボックス手前でパスを受けた浅野雄也が見事なタッチでDFをかわし、シュートを流し込んだ。好調FWの今季6ゴール目で、ホームチームが早々に先制に成功する。
その後も札幌は25分に決定機を作るなど、鋭い守備から攻勢をしかけていく。すると28分に追加点。DFラインの背後に飛び出した小柏剛が右サイドでフリーとなると、ファーに飛び込んだ菅大輝が左足を振り抜き、鋭いシュートを突き刺した。さらに36分、ボックス内で福森晃斗が倒れると、VARオンフィールドレビューの結果、PKを獲得。これを金子拓郎が沈め、前半だけで3ゴールを奪ってみせた。43分には松木玖生にバー直撃のシュートを許したが、最高の内容で前半を折り返す。
苦しい状況のFC東京は、後半からディエゴ・オリヴェイラや仲川輝人を投入して状況の打開を図る。しかし、圧倒する札幌は50分にダメ押しの4点目。小柏剛がドリブルでボックスに侵入すると、パスを繋いで駒井善成が左へ展開。最後は走り込んだ菅大輝が右足で流し込んだ。後半序盤で試合を決めにかかる。
追い込まれたFC東京は、57分に森重真人が際どいヘッドを放つ。すると73分、一矢報いることに成功。アダイウトンが右サイドをドリブルで突破すると、最後は飛び込んだ仲川輝人が合わせた。1点を返し、望みをつなぐ。その後も猛攻をしかけ、86分にもビッグチャンスを作ったが、シュートはポストに直撃する。
すると後半アディショナルタイム、札幌は飛び出した金子拓郎がカットインから決定的な5ゴール目をマーク。ホームで躍動した札幌が、5-1でFC東京を下している。
この結果、札幌はリーグ戦4勝目を挙げ、勝ち点16に伸ばしている。一方のFC東京はリーグ戦連敗となり、勝ち点15のまま11位に転落している。
