サンパウロの元ブラジル代表MFオスカルが退院した。
チェルシーで活躍した元ブラジル代表のオスカルは、2025年1月にキャリア序盤を過ごした古巣サンパウロに帰還。負傷離脱の続いていた同選手は、プレシーズンのフィットネステストの一環としてエクササイズバイクを使用していた際に卒倒して病院に搬送された。幸いにも大事には至らなかったが、反射性失神と診断され、入院しながら精密検査を受けていた。
それでも、オスカルは16日に病院から退院。サンパウロは声明の中で「病院で行われた精密検査の結果、選手は反射性失神を起こしたことが分かった。容態は安定している。彼は今後数日間、医療的な休養プログラムに従うことになる」と伝えた。
『ESPN』が伝えたところによると、オスカルの検査結果は良好で、同選手の心臓は無事だったようだ。
病院から退院したオスカルだが、現時点でキャリアの行方は不透明なまま。ブラジル『Globo』によると、反射性失神は生命に支障をきたすものではなく、投薬などで治療可能で、順調にいけば復帰も問題ない様子。しかし、現在34歳の同選手は今後、家族とともに将来を決めると考えられている。ただし、現段階で現役引退を決断する可能性が高いと予想されている。


