マンチェスター・ユナイテッドで対立するFWジェイドン・サンチョとエリック・テン・ハーグ監督は、現時点ではどちらも譲歩していないようだ。
テン・ハーグ監督は今月頭のアーセナル戦(1-3)後に「トレーニングを見てメンバーに選ばなかった」と発言すると、それに対してサンチョが「長い間スケープゴートにされている」とSNSで反論。そしてマンチェスター・Uは、「規律問題が解決するまで」サンチョをトップチームの練習から外すことを発表している。
現在もチームから外れているサンチョだが、テン・ハーグ監督は未だ態度を変えていないようだ。『スカイスポーツ』によると、謝罪があるまでトップチームに戻すつもりはない模様。そしてサンチョ側も、現時点では謝罪を行っていないと伝えられている。
一方でクラブ側も、フットボール部門ディレクターのジョン・マータフ氏やリチャード・アーノルドCEOが仲裁を試みており、10月のインターナショナルウィーク中にも問題が解決することを期待しているという。さらにチームメイトに加え、PFA(イングランドプロサッカー選手協会)も支援を申し出ているようだ。
そんな中、元イングランド代表MFアンドロス・タウンゼント氏は「私もサンチョと同じ側で、若くて感情的なウインガーだった。純粋な感情に基づいて、たくさんの間違いを犯したことに気づいたよ」としつつ、以下に続けている。
「数日後に問題が収まると、自分が間違いを犯したことに気づいて謝罪するんだ。だけど、サンチョはそれをしなかった。私が疑問に思うのは、誰が彼にアドバイスしているのか? 誰の声が届いているのか? ということだね。先輩選手が伝えるべきであり、エージェントが伝えるべきであり、親しい友人や家族が伝えるべきだ」
「監督の発言が個人的なものだったとは思えない。彼が語ったのは『サンチョが十分な練習をしていないからプレーできない』ということだけ。プロフェッショナルな意見だ。監督を『嘘つき』呼ばわりするのであれば……そこに勝者は1人だけだね」
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