マンチェスター・ユナイテッドFWジェイドン・サンチョは、1月の退団に向かう可能性が高まっているようだ。
エリック・テン・ハーグ監督が9月頭のアーセナル戦(1-3)後に「トレーニングを見てメンバーに選ばなかった」と発言すると、それに対してサンチョが「長い間スケープゴートにされている」とSNSで反論。衝突が明らかになると、マンチェスター・Uは「規律問題が解決するまで」サンチョをトップチームの練習から外すことを発表している。
『スカイスポーツ』は以前、テン・ハーグ監督は謝罪があるまでトップチームに戻すつもりはないとし、サンチョ側も未だ謝罪を行っていないと伝えていた。そしてイングランド人ウインガーのマンチェスター・Uでのキャリアは、終わりに近づいているのかもしれない。
『ESPN』によると、イングランド人のチームメイトであるハリー・マグワイアやマーカス・ラッシュフォード、ルーク・ショーらはサンチョに謝罪を促していたという。しかし本人は謝罪に消極的であり、現時点でも行わず。未だ個人練習を続けているようだ。
また関係者は、サンチョが騒動直後に謝罪を申し出たがテン・ハーグ監督に受け入れられなかったという話は「的外れ」であると指摘。そして、「オールド・トラッフォードでのキャリアはすでに終わったという雰囲気が高まっている」と伝えている。
さらに同メディアは、現行契約が2026年まで残っているサンチョの市場価値はこの2シーズンで大幅に下落しており、週給30万ポンド(約5500万円)とされる現給与を支払うクラブは「世界でもほとんどない」と予想。仮に1月に退団する場合、マンチェスター・Uは「大きな経済的ダメージを受ける」とも指摘している。
以前の報道では、マンチェスター・U上層部は10月のインターナショナルウィークで問題が解決することを願っているとも伝えられていた。同期間に突入した中、今後の動向に注目が集まっている。


