マンチェスター・ユナイテッドとFWジェイドン・サンチョの騒動について、クラブのOBたちが反応している。
エリック・テン・ハーグ監督は先日のアーセナル戦(1-3)後、この試合でメンバー外だったサンチョについてコメント。その中で「トレーニングでのパフォーマンスに基づいて彼を選ばなかった。マンチェスター・ユナイテッドでは、毎日ある一定のレベルに達しなければならない」とし、一部では選手の練習態度に不満を抱えていることも伝えられている。
しかし、サンチョはこのテン・ハーグ監督の発言に反発。ソーシャルメディアで「事実とはまったく異なる。今週、僕はトレーニングで本当にうまくやってきたんだ。この件に関しては、他の理由もあると思うけど、それについては触れないよ。僕は長い間スケープゴートにされているし、こんなのフェアじゃない! 」と綴っていた。
イギリス内で大きな騒動となっている今回の問題だが、クラブOBたちが自身の見解を述べている。ベン・フォスター氏は『The United Stand』に対し、名将サー・アレックス・ファーガソン氏の時代であれば二度とプレーできないと予想した。
「もしファーガソンが今もマンチェスター・Uの監督で、サンチョが同じことをすれば、二度とこのクラブで日の目を見ることはないだろう。決してプレーすることはないだろうし、練習場に入ることすら許されないだろうね。もう終わりだよ」
「元選手たちが『自分も同じ事をするだろう』と言うのは理解できる。そうしたいならそうすればいい。だが、助けになることはない。感情的に反発し、リスペクトを欠き、ただ騒動を引き起こしているだけだ」
「みんなが知りたがっている。サンチョはどうした? テン・ハーグはどうした? ドレッシングルームの信頼を失ったのか? 今週のトレーニングはどうだったんだ? サンチョ自身は、非常にうまくやってきたと主張している。それは素晴らしいね。自分自身を鍛えるべきだ。そうだね、それは最低限のことだがね」
また、リオ・ファーディナンド氏は『FIVE』で「この状況を終わらせる方法は2つだけだ。サウジアラビアの移籍市場はまだ閉まってない。もしくは、シーズン中ベンチに座るかメンバー外となるかだ」とし、放出するか構想外となるかどちらかだと主張している。
なおイギリス『ガーディアン』は、サンチョの言動を重く見たクラブ側が処分を科す可能性があると伝えている。


