元ドイツ代表ローター・マテウス氏は、イングランド代表がFWジェイドン・サンチョに出場機会を与えないことを疑問に思っているようだ。
今季はやや苦しい時期が続いたが、最終的にドルトムントでの公式戦38試合で16ゴール20アシストを記録したサンチョ。EURO(ユーロ)2020に臨むイングランド代表メンバーにも選ばれたが、グループリーグ3試合で出場時間はたったの3分。初戦はベンチ外になるなど、ガレス・サウスゲイト監督のプランから外れていると見られている。
そんな中、決勝トーナメント1回戦で対戦するドイツのレジェンドであるマテウス氏がサンチョに言及。冗談ながらに起用しないサウスゲイト監督の判断に疑問を投げかけている。
「直近2年間、彼はブンデスリーガ最高の選手の1人だったよね」
「もしイングランドで通用しないなら、ドイツのパスポートを喜んであげるよ!」
また、ドイツとの対戦についてもコメント。1990年ワールドカップ準決勝ではドイツの一員としてPK戦で勝利を収めた経験を持つマテウス氏だが、イングランドはPK戦前に決着をつけなければならないと主張した。
「イングランドにも勝つチャンスはある。PKではないけどね。もしPKまでいったら、ドイツが勝つだろう。だからイングランドは120分以内に決着をつけないとね。ドイツはPKが得意だ。ドイツ人とイングランド人の間でいつも冗談のように話しているけど、PK戦なら我々が有利だ」
「イングランドの選手は大きなプレッシャーを感じていると思うよ。毎日のように新聞でPKに関する記事を読んでいるだろうからね」