umtitiGetty Images

2018年W杯優勝の元フランス代表DFが31歳で現役引退…負傷に苦しんだキャリアに幕

元フランス代表DFサミュエル・ユムティティが現役引退を発表した。

フランスの名門リヨンの下部組織出身のユムティティは、2012年に18歳でファーストチームデビューを飾る。以降、生まれ持ったフィジカルの強さを使った守備を持ち味として、チームの主力センターバックに定着。そして、2016年にはバルセロナに加入した。

2シーズンにわたってバルセロナの主力センターバックとしてプレーしたが、2018年春に膝を負傷して以降キャリアは急降下。フランス代表として同年のワールドカップ優勝を成し遂げたものの、2018-19シーズン以降、度重なる離脱を繰り返し、2021-22シーズンにはわずかに公式戦1試合に出場したのみで、翌年からレッチェに期限付き移籍をする。一時はキャリアの軌道を戻したかに思われたが、2023-24シーズンから在籍したリールでは負傷の影響で2シーズンの間にわずか13試合でしかピッチに立てず。

今夏にリールから退団して無所属になったユムティティは、15日に31歳で現役から退くことを発表。自身の『Instagram』で「良いときと悪いときのあったキャリアを送った後、さようならというときが来た。僕は情熱とともにすべてを出し切り、後悔はない。すべてのクラブ、会長、コーチ、選手たちに感謝を伝えたい。そして、応援してくれたすべてのサポーターに感謝している」と綴った。

ユムティティは6シーズン在籍したバルセロナで2度のラ・リーガ優勝など計7つのトロフィーを獲得。また、2016年にデビューしたフランス代表で31キャップ4得点を記録し、主力センターバックとして2018年ワールドカップ優勝を成し遂げた。

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