レッドブル・ザルツブルクのトーマス・レッチュ監督とルーヴェン・シュレーダーSD(スポーツディレクター)が、SKブラン戦に先発出場した北野颯太を称賛した。オーストリア『Laola1』がそれぞれのコメントを紹介している。
23日に行われたチャンピオンズリーグ予選2回戦ファーストレグでは、ザルツブルクがアウェーでノルウェーのSKブランに4-1と先勝。30日のホームでのセカンドレグは1-1で引き分け、2戦合計5-2で3回戦進出を決めた。次戦では、8月6日と12日にベルギーのクラブ・ブルッヘとのホーム&アウェー戦が控えている。
SKブランとの第2戦では、今夏のFIFAクラブ・ワールドカップを前にセレッソ大阪から加入した20歳の北野がホームでスタメンデビューを果たした。20歳の攻撃的MFは左ウイングで先発し、86分までプレー。得点には絡まなかったものの、そのパフォーマンスには高い評価が集まっている。
『Laola1』も「ザルツブルクで最も目立った選手の一人」と評価した北野をレッチュ監督も称賛。「彼は本当によくやってくれた。颯太はとにかく走行距離が多く、スペースを見つける感覚にも優れている。どんなプレーもいとわず、前線でしっかりとアクセントを加えてくれる選手だ」とそのパフォーマンスを褒めたたえている。
また、シュレーダーSDも北野を高く評価。「彼は正真正銘のチームプレーヤーだ。両足が使え、動きにもキレがある。性格も素晴らしく、言葉の壁があるにもかかわらず、見事にチームに溶け込んでいる。彼を獲得できて本当にうれしい。これからたくさんの喜びを味わせてくれるだろう」と期待を寄せつつ、「日本人選手は、我々のクラブに本当によく合っているよ」とも語った。
なお、ザルツブルクには昨夏からMF川村拓夢も所属している。度重なる負傷に悩まされた昨シーズンに続き、クラブW杯直前にひざを負傷して以降、現在も戦列を離れている。




