リヴァプールFWモハメド・サラーに対し、サウジアラビア勢の関心は継続しているようだ。
昨年末のクリスティアーノ・ロナウド加入に始まり、今夏にはカリム・ベンゼマやネイマールなどを獲得するなど、昨今の移籍市場を席巻するサウジアラビア勢。そして、リヴァプールのエースもターゲットに。『CBS Sports』によると、アル・イテハドはリヴァプールに対して総額1億6200万ドル(約237億円)を提示し、サラー本人にはボーナス等を含み年間で2億1600万ドル(約316億円)を支払う破格のオファーを提示していたという。
しかしリヴァプール側はこのオファーを拒否したと報じられており、最終的にプレミアリーグの移籍市場閉幕の時点では移籍が成立しなかった。だが、サウジアラビアからの関心は継続しているという。
『The Athletic』の著名記者デイビッド・オーンスタイン氏は、「関心は本物で、具体的で、現在も続いている」と明言。「大きな問題はそれが実際のオファーになるかどうかだったが、8月31日に(リヴァプールのディレクターである)マイク・ゴードンに口頭でオファーが届いている」と指摘しつつ、今後について分析した。
「リヴァプールにとっては交渉すべきものは何もなく、即座に拒否している。彼らはサラーを非売品とし、どこにも行かないと信じているようだ」
「だが、サウジアラビアから見れば何も終わっていない。依然として関心は継続しており、自国の移籍市場が閉幕する9月7日までは追跡を続ける可能性もあるし、もしくは来年の1月や7月に再びトライするかもしれない」
「おそらく金額はさらに高額となり、サラーを最重要選手とみなすリヴァプールの決意がさらに試されることになる。彼の代理人は今夏初め、『1年後に移籍するつもりなら、3年契約にはサインしなかった』と語っている。だが、今回噂が浮上した段階で何も否定していない。(サウジアラビア勢と)何らかの話し合いがあったと思われる」
そしてオーンスタイン氏は、「私はしばらくの間、サラーが今夏残留して来年移籍することが最も可能性が高いと感じていた。だが、この業界で絶対はない。サウジアラビア側は、野心も資金も不足することはない」とし、サラーの去就は不透明になっていると持論を述べた。




