リヴァプールFWモハメド・サラーの告白について、イギリス『BBC』の記者が分析している。
昨季プレミアリーグで29ゴール18アシストと圧倒的な活躍を残して優勝に貢献したサラー。今年4月には2年間の新契約を結んで新シーズンに臨んだが、ここまでリーグ戦13試合で4ゴールにとどまっている。現地メディアや識者の間ではパフォーマンスの低下が何度も指摘されており、直近3試合連続でベンチスタートとなっていた。
すると6日のリーズ戦(3-3)後、33歳のエジプト代表FWは記者団に対して現状への不満を告白。「本当にがっかり。ベンチに座っている理由がわからない」と語ると、アルネ・スロット監督についても「突然、全く関係がなくなってしまった」と関係の悪化を明かした。さらに「誰かが僕をクラブに望んでいないような気がする」とし、1月の退団まで示唆している。
リヴァプールのエースの告白は大きな衝撃を与えているが、『BBC』のアダム・パテル記者は「チームメイトにとっても衝撃の告白だ」とし、以下のように分析した。
「スロットは依然として『トッププロフェッショナル』とサラーを評価しているが、彼がエランド・ロードのミックスゾーンで立ち止まり、記者団と言葉を交わしたという事実は何かを物語っている。彼には明らかに言いたいことがあったのだ」
「サラーはめったにインタビューに応じず、立ち止まるのは異例のこと。昨年11月を振り返ると、当時はまだ新契約のオファーを受け取っていないとして『おそらく契約延長より退団の可能性が高い』と告白していた。この告白はチームメイトに衝撃を与えていたが、今回の異例の発言も同じく衝撃だろう」
そのうえでパテル記者は、「ベンチに座る状況から脱却できない限り、プレミアリーグのレジェンドにとって辛い結末を迎えることになる。来週末に彼はアフリカネイションズカップ出場のためにチームを離れるが、リヴァプールの選手として1月に復帰できるかは注目だ」と綴っている。
なお『BBC』は、サラーに対してアル・ヒラルをはじめとしたサウジアラビア勢が関心を寄せていることを伝えている。




