リヴァプールのユルゲン・クロップ監督は、FWモハメド・サラーについて言及した。
今季もリヴァプールでプレミアリーグ20試合14ゴール8アシストと、見事な結果を残していたサラー。アフリカ・ネイションズカップ出場のために1月頭にクラブを離脱し、主将として大会に出場、開幕戦では1ゴール1アシストをマークしていた。しかし18日のガーナ戦、前半終了間際に足を痛めて途中交代。治療のため24日に一度リヴァプールへ戻っている。
クロップ監督はサラーの状態について、回復次第では再びアフリカ・ネイションズカップに参加する可能性があると説明していた。しかし、代理人のラミー・アッバス氏は「1カ月近く離脱する」と自身の『X』に投稿しており、選手の状態に注目が集まっている。また、サラーがリヴァプールで治療を行うことはエジプトサッカー協会と合意の上での選択だったが、エジプト国内やメディアの間では批判の声も。元エジプト代表アーメイド・ハッサン氏は、サラーの忠誠心を疑問視していた。
しかしクロップ監督はフラム戦後に『beIN SPORTS』のインタビューで、「サラーがクラブを優先しているのではないか?」と問われると、以下のように語った。
「私がその議論に加わることはできないね。だが、エジプトとリヴァプールの願いは同じだ。モー・サラーにできるだけ早くフィットしてほしい」
「もし彼がアフリカにとどまったことで適切な治療ができなければ、復帰が遅れるだけだ。特にエジプトがトーナメントを勝ち抜いた場合はね。我々が彼を呼んだのは、エジプトから連れ去りたいわけではなく、最善の治療法を提供するためだ。それだけだよ」
「すべて合意済みである。サラーがフィットしてエジプトが決勝に進めば、彼は100%戻る。それは明らかだ。モーもそれを望んでいるし、私たちも同じだよ」
「モー・サラーの忠誠心に疑問を抱くならば、まずは自分の忠誠心が正しいのか自問自答すべきだ。彼は間違いなく、私が出会ったきた中で最も忠実なエジプト人だよ」





