Karl-Heinz Rummenigge(C)GettyImages

元バイエルンCEOが指摘する欧州スーパーリーグの狙いとは?「プレミアにダメージを与えたいんだろう」

ドイツ代表やバイエルンのレジェンドであるカール=ハインツ・ルンメニゲ氏は、欧州スーパーリーグ構想の背景にあった問題を指摘した。

2019年にレアル・マドリーが率先するビッグクラブ団体が主導となり、12のビッグクラブが参加することで合意した欧州スーパーリーグ構想。しかし欧州サッカー連盟(UEFA)や各国サッカー連盟、さらにファンの強烈な反発に伴い、レアル・マドリー、バルセロナ、ユヴェントス以外のクラブが撤退。事実上この構想は頓挫していた。

しかし、現在も支持するレアル・マドリーとバルセロナ、さらにオーガナイザーである『A22スポーツ・マネージメント』は実現に向けて動いていることが伝えられている。そして21日、『UEFA』と『FIFA』がすべてのコンペティションを管理することがEUの独占禁止法に抵触するかどうか、裁判が開かれる予定。この判決には大きな注目が集まっている。

欧州スーパーリーグ構想発表時にはバイエルンのCEOを務めていたルンメニゲ氏。同クラブは参加を見送っているが、『ガゼッタ・デロ・スポルト』の取材でこの構想に未来はないと持論を展開した。

「どうにもならないだろうね。イングランド、ドイツ、フランスのチームは絶対に参加しないはずだ。そうなれば、レアル・マドリーとバルセロナが単独でトーナメントを戦うことになる。セリエAはセリエBとなり、ブンデスリーガは2部リーグとなる。なぜこのようなことをするのかわかるだろうか?プレミアリーグにダメージを与えるためだ。特にスペインのクラブは(プレミアリーグに)ダメージを与えたかったから、このトーナメントを考案したんだろう」

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