ポルトガルの名門スポルティングCPを指揮するルベン・アモリム監督は、来季の指揮官を探すトッテナムのオファーに前向きなようだ。
今季アントニオ・コンテ監督の下でシーズンをスタートさせたトッテナムだが、全てのカップ戦で早々に敗退が決まると、プレミアリーグでもなかなか成績が振るわず。その後、クラブと選手を痛烈に批判したコンテ監督を3月に解任し、後任についたクリスティアン・ステッリーニ暫定監督も1カ月を満たないうちに解任した。現在はクラブOBのライアン・メイソンが暫定的に指揮をとるが、リーグ戦6位で来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得は絶望的と見られている。
そんな中、トッテナムは来季の指揮官探しに奔走。そこで名前が上がったのがスポルティングCPのアモリム監督のようだ。ポルトガル『レコード』が伝えている。
現役時代にベンフィカやブラガでプレーしたアモリム監督は、2018年から指導者のキャリアをスタート。2019-20シーズンにブラガで初のタイトルを獲得した後、2020年の途中からスポルティングの指揮官に就任した。スポルティングでは、就任2年目にしてリーグ制覇とカップ制覇の2冠を達成。昨季はリーグ制覇こそ逃したが、カップ戦では連覇を成し遂げた。しかし、今季は欧州カップ戦とリーグ戦を並行する中で苦戦。すべてのカップ戦で敗退が決定すると、リーグ戦も4位と厳しい状況に陥っており、来季の指揮についても不透明となっている。
そんな指揮官に対して、トッテナムがアプローチしているようだ。『レコード』によれば、トッテナムはアモリム監督と話し合いの場を持ち、指揮官は就任に前向きであると伝えられている。
なお、アモリム監督にはチェルシーも関心を示しているという。スポルティングで日本代表MF守田英正も指導する38歳指揮官だが、今後の動向に注目が集まっている。




