ダニエレ・デ・ロッシの元同僚で、スパルでは監督と選手の関係でもあった元ベルギー代表MFラジャ・ナインゴランが、イタリア紙『イル・テンポ』のインタビューで古巣ローマを批判した。
ローマは18日、デ・ロッシ指揮下でシーズン開幕から未勝利と成績が振るわなかったことを受け、監督解任に踏み切ったが、ローマOBのナインゴランはクラブの判断に強く反発した。
「最初、どんなリアクションをしたかって? 全くの狂気に思えたよ。彼は昨シーズン、『お金には興味がない』と言って、ローマへやって来た。それから良い成績を収めて続投を勝ち取った。マンガのように豪華に3年契約を発表し、そしていま、これかい…。4試合で追い出されるなんて、奇妙だよ。全くの狂気だ」
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「成績不振だって? バカげた話だ。アタランタはインテルに0-4で敗れ、目も当てられない状態だった。だからと言って、(ジャン・ピエロ)ガスペリーニを追い出したわけではない。3年契約を結んで、第4節終了後に追い出すなんて、背後に何かがあるのだろう。結果に関して好きなように語ればいい。だが選手は全員、デ・ロッシの味方だ。伝えられていること以上の何かがある。本当に奇妙に映る」
「ローマはファンを少し落ち着かせるためにデ・ロッシを招聘した。(ジョゼ)モウリーニョを追い出した後、ファンが離れないようにするための人物を見つけなければならず、デ・ロッシが適した解決策だった。しかし(開幕から)4試合で結論なんて下せないはずだ。この解任は冗談のようだよ。結局のところ、負けたのはたった1試合なんだ。3試合で引き分けたことで正当化できるわけがない」