Josè Mourinho RomaGetty Images

「ひどかった。頭と足が動いていたのは1人だけ」ローマ敗戦でモウリーニョが酷評

ローマの指揮官ジョゼ・モウリーニョが9日のヨーロッパリーグ(EL)スラヴィア・プラハ戦終了後、チームのパフォーマンスに不満を示した。イタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューで語った。

ローマは、今週末にラツィオとのダービーが控える中、9日のELグループG第4節でスラヴィアと敵地で対戦。スコアレスのまま前半を折り返すと、後半に2点を奪われて0-2と敗れ、今節での決勝トーナメント進出決定を逃した。ポルトガル人指揮官は落胆を隠せない。

「今日はすべてが足りなかった。だが、多くを語るつもりはない。この結果は、相手にとっても我々にとっても、極めてふさわしいものだった。良いところが何もなかった。試合でアドレナリンが高まるので、いつもはロッカールーム内で選手たちと話をすることはないが、今回は離れた観客席から試合を見ていたので適度に落ち着いて話ができた」

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「スラヴィアは100%勝利にふさわしかった一方、ローマは何も機能しなかった。(ニコラ)ザレフスキの不在が言い訳になったかもしれないが、言い訳など言いたくないほどひどいプレーだった。選手個人に関して、私が求めるようなプロフェッショナルでふさわしい姿勢でプレーしていた選手はほとんどいなかったが、全体的にも目標のある大事な試合に対して正しい姿勢には見えなかった」

モウリーニョはチームのパフォーマンスを酷評した一方、生え抜きの21歳MFエドアルド・ボーヴェを称えた。

「ダービーを前にひどい打撃に? 2試合はまったく別の試合だ。だからと言って、今日の試合が重要でなかったということではない。我々は敗戦の重みに値するようなパフォーマンスだった」

「全力を尽くしてプレーしたベストの選手が、2年前はトップチームにすらいなかった20歳の若手だということは、何かが上手く行っていないということだ、頭と足が動いていたのは11人中1人だけだったが、それでは試合に勝てない。唯一、敗戦にふさわしくなかったのはボーヴェだ。私も含めて他の全員は敗戦にふさわしかった」

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