ローマの指揮官ジョゼ・モウリーニョが17日のサンプドリア戦終了後、『DAZN』のインタビューに応じた際、MFニコロ・ザニオーロに賛辞を贈ったほか、会見ではDFクリス・スモーリングに言及した。
ローマは17日、セリエA第10節において、モウリーニョの教え子デヤン・スタンコヴィッチが率いる最下位サンプドリアと敵地で対戦。9分に相手のハンドでPKを獲得して先制に成功すると、追加点を挙げることはできなかったが1-0で3連勝を飾った。この結果、合計22ポイントで4位へと浮上したローマの指揮官は満足感を示した。
「われわれにふさわしく、極めて重要な勝利だった。また、私の弟分が指揮官を務めるサンプドリアは非常に気に入った。高いインテンシティで団結して戦うチームであり、セリエBに降格することはないと強く信じている。来年も我々はここへ戻ってくるはずだ」
続いてモウリーニョは、外部の批判に苦言を呈しつつ、69分にFWタミー・エイブラハムに代わって途中出場したザニオーロを称えた。
「インテルに勝った時は『相手が弱かった』などと言われたが、そのチームはその後、バルセロナにホームで勝利を収め、カンプノウで引き分けている。我々はシニカルなチームであるアタランタに敗れはしたが、さまざまな限界がありながらも、可能な限りリーグ戦でベストを尽くしている」
「ザニオーロは、ラスト20~30分で入れば破壊的になれると分かっていた。そしてその通りだった。試合を決定付けるチームの2点目に手が届かなかったとはいえ、ニコロは非常に上手く試合に入れていた。フィジカルで破壊力を発揮し、相手が彼を捕らえるのはほぼ不可能だった」
■私が代表監督なら…
またモウリーニョは記者会見に出席すると、32歳のDFスモーリングがイングランド代表に招集されていないことに疑問を呈した。
「なぜスモーリングが招集されないのか? 素晴らしい質問だ。クリスは4バックでプレーして育ち、マンチェスターでも4バックだった。だが現在は3バックでプレーし、完璧な知識も持っている。私が代表監督なら、彼のような選手は欲しい。(ギャレス)サウスゲートが決断すべきことであり、リスペクトを欠くつもりはないが、スモーリングのようなレベルでプレーできる選手がチャンスをもらえないなんて本当に残念だ」


