欧州サッカー連盟(UEFA)は、ローマのジョゼ・モウリーニョ監督に主催大会の4試合でのベンチ入り禁止処分を科した。
5月31日に行われたヨーロッパリーグ決勝でローマがPK戦の末にセビージャに敗れた後、試合中に警告を受けていたモウリーニョ監督は駐車場でレフェリーを務めたアンソニー・テイラー氏をかなり汚い言葉で罵倒したことが判明した。
モウリーニョ監督は、試合後のプレスカンファレンスでテイラー氏を痛烈に批判。さらに、マッチオフィシャル陣がスタジアムから移動するためにミニバスに乗り込もうとした際も、同指揮官は暴言を繰り返し、侮辱的な言葉を2度叫び、イタリア語で不満を続けたと伝えられている。
その後、モウリーニョ監督はマッチオフィシャルに対して暴言を吐いたことでUEFAから処分を受けることが決定。そして21日、同連盟は声明の中で、主催大会の4試合でローマ指揮官をベンチ入り禁止にすることを発表した。
この処分により、来シーズンのヨーロッパリーグ出場権を獲得したローマのグループステージ最初の4試合でモウリーニョ監督は、チームを指揮することができなくなる。
また、UEFAはローマに対しても処分を発表。発煙筒の使用や物の投げ入れ等のファンの不適切な行為により、5万ユーロ(約779万円)の罰金とアウェーゲーム1試合でのチケットの販売禁止を科した。また、同クラブは試合中のチームの不適切な振る舞いに対しても5000ユーロ(約78万円)の罰金を科されている。


