Tammy Abraham Roma LeicesterGetty Images

31年ぶり欧州カップ戦決勝進出のローマ、敵地で6失点のどん底を支えたファン全員を無料招待へ

ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)決勝へと駒を進めたローマがチームのどん底を支えた166人のファンを無料で招待する方針だと、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が5日に伝えている。

5日に行われたレスター・シティとのECL準決勝セカンドレグを1-0で制し、2試合合計2-1でティラナ行きのチケットを手にしたローマ。ジョゼ・モウリーニョの下、31年ぶりとなるヨーロッパのカップ戦決勝の舞台に立つことになるが、これまでの道のりは決して簡単なものではなかった。

グループステージでは、格下のボデ/グリムト(ノルウェー1部)に対して1分1敗と成績は低迷。特に昨年10月21日のアウェーの対戦ではチームが空中分解し、1-6と大敗を喫して厳しい批判にさらされた。

それでもかろうじて首位通過すると、決勝トーナメント1回戦でフィテッセを下して臨んだ準々決勝では、因縁のボデ/グリムトへのリベンジに成功。さらに、準決勝でレスターを退けて25日にティラナでフェイエノールトとの決勝に挑む。

そんな中、ローマはノルウェーの地で苦難の時を共に過ごした166人のサポーターに対して謝意を示すことを決断。アルバニアの決勝会場は入場制限によりチケットに限りがあるが、この166人については無料チケットを確保したとみられる。

31年ぶりとなるヨーロッパの決勝の舞台。『スカイスポーツ』のインタビューに応じた主将のロレンツォ・ペッレグリーニも「キャリアで初めての決勝戦であり、素晴らしい夜になるだろう」と意気込む。ノルウェーで大敗を見守った166人のサポーターの声援を後押しに、果たしてモウリーニョのチームがタイトルを勝ち取ることができるか注目される。

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