kamada(C)Getty Images

ローマ、プランBとして鎌田大地を検討か「モウリーニョにとって最も魅力的。好都合な選手」

ローマは今夏、日本代表MF鎌田大地の獲得を検討しているようだ。イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が4日に報じている。

今夏の移籍市場において、6年前にサッスオーロへと手放した下部組織出身のダヴィデ・フラッテージの再獲得を狙っているとされるローマ。だが、イタリア代表MFを巡っては、インテルやミランとの争奪戦が予想されている。

そんな中、プランBとして鎌田の名前が浮上。イタリア紙は「スペシャルワンにとって最も魅力的な名前はもちろんダイチ・カマダだろう」と指摘。「まさに友人の(エヴァン)エンディカと同様にフランクフルトを退団した26歳は、絶好のチャンスを求めているはずだ」と続けた。

また、鎌田が過去にドイツクラブからの関心を集めており、今年3月にはドルトムント移籍が有力視されていたことも紹介。最終的に同クラブからの興味が薄れたが、関心を継続していたミランが接近したという経緯が説明されている。

とはいえ、現状は「カマダはまだ動かないままで、具体的なオファーを待っている」とも指摘。「ローマはフラッテージの話と並行して、モウリーニョが気に入っている選手の獲得を検討している」とみられている。

ローマにとっては、ヘンリク・ムヒタリアンがインテルに移籍してから空白となっていた攻撃的MFの役割をカバーできる存在であることも強調された。攻撃参加が可能なだけでなく、後方へ降りてのビルドアップにも貢献でき、チームにクオリティとスピードをもたらすことができる点が「舵取りができる選手を求める指揮官にとって好都合な選手」だとされている。

最後に、昨年11月に来日したポルトガル人指揮官の言葉を引用し、鎌田を「モウが気に入っている」との報道の裏付けとした。

「日本人選手を指導したことはないが、アジア最強選手(ソン・フンミン)を指導したことがある。彼らには、自らのためではなくチームのためにプレーするという特別なメンタリティがある。ローマに日本人選手? 安いならよいだろう。フランクフルトがカマダを貸してくれるのなら歓迎したい」

一時は合意報道も流れたミランとの交渉に進展が見られないものの、相次いでユヴェントスやインテルからの関心も伝えられている鎌田。最終的にどのような決断が下されるのだろうか。

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