ローマは、来シーズンに向けてフランクフルトをフリーで退団する見込みの日本代表MF鎌田大地に関心を示しているのかもしれない。イタリア紙『イル・メッサッジェーロ』が23日に伝えている。
ジョゼ・モウリーニョ指揮下の1年目となった昨シーズン、ヨーロッパ・カンファレンスリーグを制してクラブ初となるヨーロッパタイトルを手にしたローマ。今シーズンはヨーロッパリーグで戦いつつ、来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得を目指している。しかし同メディアによると、モウリーニョ監督と2024年まで契約を結んでいるものの、パリ・サンジェルマン(PSG)など指揮官交代が予想されるビッグクラブに引き抜かれる可能性も残っているようだ。
そんな中でローマ側は、ポルトガル人指揮官を引き留めるためにも、当初の目標通り3年目にリーグ制覇を競えるチーム作りを目指している模様。しかしFPP(ファイナンシャル・フェアプレー)の関係上、難しい状況になっているようだ。そして補強の可能性として、フリー選手の獲得やレンタルが挙げられている。
イタリア紙は「変革する勇気が必要だ。トリゴリアへ舞い込むオファーに応じて駒を動かし始めるべきだ」などと主張。そして現在、ローマで比較的カバーされているポジションではあるが、スペシャル・ワンことモウリーニョの「ファンタジーをくすぐる」存在として、ベンフィカと契約切れを迎えるスペイン人SBのアレハンドロ・グリマルド、さらにフランクフルトを退団する可能性が高まっている日本代表MF鎌田の名前を挙げた。
ヨーロッパのビッグクラブから熱視線が注がれるモウリーニョを慰留し、パウロ・ディバラのほか、ポルトガル人指揮官が納得するレベルの選手を確保するためにも、CL出場権の獲得が重要となるローマ。鎌田の獲得に乗り出すのかも含め、今後の動向は注目されるところだ。




