現在、ロシア・プレミアリーグのPFC ソチを率いるロベルト・モレノ監督の発言が大きな話題となっている。スペイン『マルカ』が伝えた。
PFCソチは26日に行われたロシア・プレミアリーグ第2節、ホームでのアクロン・トリヤッチ戦で0-4の大敗。集まったサポーターの前で、前半13分までに3失点を喫し、44分に4点目を奪われた。
この大敗に大きな責任を感じたロベルト・モレノ監督は、フットボール、ひいてはスポーツ界においても類を見ない発言を口に。元スペイン代表監督は、自身の給料の半分を寄付すると宣言し、なおかつ選手たちにも同様の行動を求めたのだった。
「恥ずべきことであり、面目は丸潰れだ。監督としてのキャリアにおいて、かつてないほど恥を感じている。クラブ、首脳陣、何よりもファンに謝りたい」
「前試合のラスト10分とこの試合のスタートから10分は、まったく恥ずべき内容だった。私たちの仕事は受け取っている額には値しない」
「チームは少なくとも、自分たちの給料の半分を寄付しなくてはならない。私はそうさせてもらう。契約上無理であったとしても、どうにかそうさせてもらう。私たちは受け取っている金額に一切値しない」
ロベルト・モレノ監督はルイス・エンリケ監督の元助監督で、2019年にルイス・エンリケ監督が個人的事情でスペイン代表指揮官としての活動を中止した際、代わりにチームを率いた。その手腕を評価された後にはモナコ、グラナダで指揮を執り、2023年にPFCソチ監督に就任していた。
なおPFCソチは開幕したばかりのロシア・プレミアリーグで、2連敗によって最下位に位置している。
