リーベル・プレート最高責任者であるステファノ・ディ・カルロ氏は、浦和レッズとの一戦へ向けて意気込みを語った。
南米屈指の名門リーベル・プレート。国内リーグ戦38度の優勝やコパ・リベルタドーレス4度制覇を誇るアルゼンチンの強豪であり、過去を振り返れば故アルフレッド・ディ・ステファノ氏、現在でもアルゼンチン代表で活躍するエンソ・フェルナンデス(チェルシー)やフリアン・アルバレス(アトレティコ・マドリー)など名選手を次々に輩出するなど、選手育成に長けたクラブとしても知られている。『CIES Football Observatory(CIES)』の調査によると、2005年以降で欧州トップリーグへと51選手を送り出しており、ヨーロッパ以外ではトップクラブとなっている。
そんな名門クラブは、現在開催中のFIFAクラブワールドカップ(CWC)2025にも参戦。グループEの初戦では、日本勢で唯一の参加となる浦和レッズと激突する。現地時間17日の大一番へ向け、ディ・カルロ氏は以下のように語った。
「CWCの初戦は我々にとって非常に重要だ。それはスポーツとしての重要度と競技レベルの高さの両方からね。シアトルでのビッグマッチに大きな期待を抱いているよ。浦和のような他地域のトップクラブとトップレベルの大会で対戦し、自分たちの力を試す絶好のチャンスになるだろう」
「CWCの参加はゴールではなく、リーベルを世界のフットボール界で偉大な1クラブへと位置づけ、私たちが追求してきたスポーツと組織の方向性を証明する、この長期プロジェクトの新たな一歩だ」
本拠地エル・モヌメンタルでの試合は80試合連続で完売、ホーム平均観客数84567人と世界最大の平均観客数を誇るなど、熱いサポーターを抱えるリーベル・プレート。浦和レッズとの初戦でどのようなパフォーマンスを見せるのか、大きな注目が集まっている。


