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東京五輪を経験した堂安律が語る「『引いてカウンター』が求めているサッカーではない」

日本代表MF堂安律が、オンラインでのメディア対応に応じた。

今夏はU-24日本代表として東京オリンピックを戦った堂安。フランスやスペインといった世界の強豪とも対戦し、惜しくも4位に終わって目標としていたメダル獲得に届かなかった。堂安は大会を振り返り、以下のように語った。

「スペインに負けた試合であったり、メキシコ戦であったり、ああいう相手にもボールを保持して攻撃したいのが自分の意見です。日本の守備は世界では通用したと思いますが、ただやりたいサッカーはそうじゃない。『引いてカウンター』が日本が求めているサッカーではないと。スペインを真似するわけではないですが、(彼らは)小柄でもボールを保持するサッカーを見せてくれました。強豪国のように、メンタリティとフィジカルを持ち合わせていかないといけないです」

以下に続く

「今話したことは五輪の後に意見を交換していますし、監督も僕たちは一発カウンターを狙うサッカーがしたいとは思っていないと思います。スタッフ、選手でも意見交換をしています。最終予選ではボールが持てると思うので、代表が強くなるために積極的に意見していきたいと思います」

また、9月のワールドカップ・アジア最終予選に向けて「僕にとって初の最終予選で、緊張感が違うと思うし、それは先輩方からも聞いています」としつつ、意気込みを語った。

「対戦相手のメンタリティーが圧倒的に違います。勝てばW杯に行けるメンタリティーだと、簡単にはいきません。日本は結果を出しているというプレッシャーがある中で、しっかり勝つことも簡単ではないと思います」

「チームを勝たせる、数字を出すことだと思いますし、それがアタッカーとして一番評価されます。それは五輪で出た課題。五輪世代が台頭してA代表のスタメンに出ていく必要があると思いますし、そこは僕の責任だと思います。しっかりアピールしていきたいですね」

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