RB大宮アルディージャは31日、U-23日本代表DF市原吏音がAZアルクマール(オランダ1部)へ完全移籍することを発表した。
RB大宮の育成組織出身で、2023年のトップチームデビューから明治安田Jリーグ通算77試合に出場してきた市原吏音。先日開催されたAFC U-23アジアカップ2026では主将を務め、日本代表の連覇の立役者の1人となっていた。
そんな20歳DFについて、RB大宮は26日に「海外クラブ移籍に向けた準備を進めるため、チームから離脱する」と発表。新天地に大きな注目が集まっていたが、クラブは31日にAZへの完全移籍が決定したと発表している。
オランダの名門クラブで、現在エールディビジでは5位、UEFAカンファレンスリーグではプレーオフに進出したAZ。移籍が決まった市原吏音は、RB大宮の公式HPで思いを語った。
「大宮の街に生まれ、大宮の街で育ち、このクラブと共に人生を歩んできました。兄貴の背中を追い6歳の頃にスクール生としてこのエンブレムをつけ、10歳からアカデミーに入り今に至るまで約15年間、選手としても、人としても育ててくださり、本当にありがとうございました」
「少しではなく、かなり僕の話をさせてください」
「このたび、AZアルクマールに移籍することになりました。自分は、物心ついた時にはすでに生活に大宮アルディージャがありました。毎週のようにNACK5スタジアム大宮に足を運び試合を観ていました。しかし時が経つにつれ、いつしか観る人から観られる人になっていました。JリーグデビューもNACK5スタジアム大宮でした。デビューを飾った時の感動、興奮、高鳴り、何にも変えられない喜びは今でも忘れないし、この先も忘れることはないと思います」
「J3に落ち、J2に這い上がって闘い抜く上で、いつのタイミングが1番いいのだろうとずっと考えていました。同世代の選手が、次々と世界に挑戦する姿を見ていて、羨ましさと悔しさがあったのも事実です。周りの方々からいろんな言葉をかけていただき、相当悩んでいた時期もありました。もしかしたら、アカデミー育ちだからという情や責任感から移籍をせずに大宮に残っていると思っていた人がいるかもしれません。それは全く違くて、自分はこのクラブが1番成長できると思ったし、このクラブが1番自分の夢から逆算した時に適してると信じていたし、なによりこのクラブが大好きだから毎回自分の意志で残る決断をしてきました」
「だから、今回も自分の意志で海外に挑戦することを決めました。これまで支えてくれた家族、友人、大宮流星、アルディージャのアカデミースタッフ、トップチームでかかわっていただいた監督はじめコーチ陣、チームメート、メディカルスタッフ、食堂のみなさん、そして、ファン・サポーターの皆さん、本当にありがとうございました。あらためて文章を考えている上で、たくさんの人に支えられてここまできたんだなって思わされました」
「J1に上げることだけを常に考え闘ってきましたが、それを実現できずチームを去るのは悔しい気持ちと申し訳ない気持ちでいっぱいです。このクラブは、間違いなくあと数年したらものすごいクラブになっていると思います。自分も1人のファンとしてクラブの成長を楽しみにみています! こんなすばらしいクラブ、監督、スタッフ、チームメート、仲間に巡り会えて、自分は運がいいなと思います」
「最後に、間違いなく市原吏音を創ってくれたのは大宮アルディージャです。どこに行ってもオレンジの魂は心に宿っています。またいつか日の丸をつけた姿で皆さんと会える日を楽しみにしてます」
「くそお世話になりました!!!」


