イングランド代表MFデクラン・ライスは、アーセナル同僚DFベン・ホワイトの代表復帰を熱望している。
2021年にブライトンからアーセナルへ加入したホワイト。加入当初はセンターバックとして、翌シーズンは右サイドバックとしての立ち位置を確立し、これまで公式戦120試合以上に出場。2シーズン連続でプレミアリーグの優勝争いを演じるチームに欠かせない存在となっている。
そんな26歳DFだが、2021年にイングランド代表デビューを飾ったものの、EURO2020では招集されるも出場はなし。その後2022年ワールドカップにも招集されたが「個人的な理由」で途中でチームを離れており、代表キャップは「4」にとどまっている。3月の活動でも、ガレス・サウスゲート監督は「選手が辞退した」と告白。『The Athletic』は「詳細な理由はわからない」としつつ、ワールドカップのミーティング中にスティーブ・ホランドコーチと衝突したことなどが理由の1つになった可能性を指摘していた。
アーセナルのチームメイトであり、27日のベルギー代表戦でイングランド代表50キャップ目を迎えるライスは、『BBC Radio 5 Live』でホワイトについて以下のように語っている。
「彼はこのチームを改善できるクオリティを持っている。うまくいけば、僕らは呼び戻すことができると思うよ。ベンは本当にいいやつだし、信じられないような選手だ。実際に何が起きているのか知るのは難しいけど、彼は決断を下し、現時点ではイングランド代表としてプレーするつもりがないようだ」
また、会見では「彼は3つのポジションができる特別な選手だ」としつつ、アーセナルに戻った後に話をしたいと語った。
「戻った時に彼と色々話し合って、何を考えているかがわかると思う。彼にはぜひ戻ってきてもらいたい。ブカヨ(サカ)やアーロン(ラムズデール)も同じだろう。僕ら全員が彼をサポートする。彼が考えを変えてくれればいいね」
「でも、一番重要なのはベンの人生であり、ベンの決断だ。彼は自分の決断に満足しているしね。ガレスと話し合ったはずで、僕はその表も裏も知らない。僕が言えることは、彼にここにいてほしいということだけだよ。普段の彼は物静かだけど、ピッチ上では勝つために何でもやる男なんだ」



