イングランド代表MFデクラン・ライス争奪戦は、現時点ではアーセナルがリードしているようだ。
ウェストハムで近年目覚ましい活躍を見せ、イングランド代表でも主力に定着したライス。今季はチームがプレミアリーグで苦戦した中、主将としてヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)ではチームを決勝まで牽引。そして7日に行われた大一番でもフル出場を果たし、2-1で優勝に導いている。
そんなライスは移籍市場でも大きな注目を集めており、ウェストハムのデビッド・サリバン会長も選手の移籍希望を明言。アーセナルやチェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、ニューカッスルなどが獲得に興味を持っていることが伝えられていた。さらに先日ドイツ複数メディアは、バイエルン・ミュンヘンも関心を持っており、トーマス・トゥヘル監督がライス本人と会話して好感触を得たことなども報じている。
しかし、現時点で争奪戦をリードするのはアーセナルのようだ。ドイツ『スカイ』によると、バイエルンは最初の接触以降、ライス関係者と連絡は取り合っているものの、未だ具体的なオファーを提出していないようだ。
そしてイギリス『ガーディアン』は、ライス本人はロンドンを離れたくなく、さらにミケル・アルテタ監督のスタイルに感銘を受けていると伝えた。アーセナル側も他クラブをかわすためにも迅速に動く考えであり、約9000万ポンド(約158億円)での決着を望んでいるようだ。一方、ウェストハム側は最低1億ポンド(約175億円)を希望し、争奪戦となればさらに価格を上げる可能性もあるという。
以前からアーセナルがリードしていると伝えられていたビッグクラブによるライス争奪戦は、どのような決着を見るのだろうか。
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