ドルトムントMFマルコ・ロイスは、MLSのセントルイス・シティと移籍に向けた話し合いをスタートさせたようだ。
ドルトムントの育成組織出身で、2012年に同クラブへ復帰したロイス。12年間で公式戦426試合に出場、169ゴール130アシストを記録し、これまでドルトムントの顔として活躍を続けてきた。そんな34歳だが、今季終了後に退団が決定。6月1日にウェンブリー・スタジアムで行われるチャンピオンズリーグ(CL)決勝戦、レアル・マドリー戦がラストマッチとなる。
2013年のCL決勝では、同スタジアムでバイエルンを前に涙をのんだロイス。11年ぶりのリベンジに燃える中、新シーズンに向けた新天地探しもスタートしているようだ。
『The Athletic』によると、ロイス関係者はセントルイス・シティと移籍に向けた予備交渉をスタートさせた模様。しかし話し合いは初期段階であり、セントルイス・シティ側は契約する前にMLSから登録が求められる“ディカバリーリスト(実質的な選手と契約する権利)”にも名前を載せていない段階だという。
なお同メディアは、ロイスに対してトルコやサウジアラビアのクラブも関心を示していると報道。本人もどこでキャリアを続けるか、幅広い選択肢を検討しているようだ。一方で、セントルイス・シティには7年間ドルトムントで共闘したGKロマン・ビュルキが所属しており、現在も連絡を取り合っているとも伝えられている。
ドルトムントでの時間が刻々と終わりに近づいているロイス。今月には35歳を迎える同クラブのレジェンドは、どこでプレーすることになるのだろうか。



