元スコットランドサッカー協会(SFA)の審判が、セルティックMF旗手怜央の振る舞いを批判している。『デイリー・レコード』が伝えた。
今季もセルティックの中心として、ここまで公式戦37試合で8ゴール9アシストを記録する旗手。2月にはリーグMVPに輝くなど絶好調を維持しており、先日のスコティッシュ・FAカップ準々決勝のハーツ戦でも先発し、ゴールを挙げた古橋亨梧らと共にチームの準決勝進出に大きく貢献していた。
しかし、元スコットランドサッカー協会の審判はこの試合で旗手は退場すべきだと考えているようだ。スティーブ・コンロイ氏は『Grosvenor Sport』に対し、試合中にオレスティス・キオムルツォグルのタックルを受けて倒れたシーンで、日本人MFが“ダイブ”していたと主張した。なお、このシーンではキオムルツォグルがイエローカードを受けている。
「我々は以前から、あからさま不正行為に対しては遡ってレッドカードを出し、2試合の出場停止処分を科すべきだと主張してきた。“ダイブ”はオフェンスの反則行為ではなく、VARが関与できないという異常事態が発生している」
「旗手怜央はスコットランドサッカー界で素晴らしい選手だ。しかし、あれはひどかった。害悪であり、見るに堪えない行為だった。そしてなぜ、SFAがこういった違反行為に対して遡って対処しないのか、理解できない。彼らはそういったことをやめてしまったようだね」
なおセルティックは、4月29に予定されているスコティッシュ・FAカップ準決勝で宿敵レンジャーズと対戦する。




