ボルシア・メンヒェングラットバッハⅡの福田師王が、完敗に終わったヴッパーターラーSVボルシアとの試合を振り返った。
ボルシアMGⅡは9日、レギオナルリーガウェスト第19節でヴッパーターラーSVと対戦。ボルシアMGⅡの福田は先発で2トップの一角を担った。強い雨の影響でグラウンドもぬかるむような厳しい環境での試合は、ヴッパーターラーSVが序盤から攻勢をかけ、前半だけで3点を奪う展開となる。後半も大きく流れが変わることのないまま、チームはさらに失点を重ね、最終的に0-4で敗戦を喫することになった。
福田は自身にボールが入った際には見事なポストプレーから味方の決定機を生めば、後半には自らボールを奪って前に持ち運ぶダイナミックなプレーを見せるなど、確かな存在感を発揮するに至った。ただ、66分に途中交代。試合展開的にも福田のプレスを含めた攻守での奮闘が目立っていただけに、悔しさの残る交代となってしまった。
試合後、福田は途中交代になったことについて悔しさを明かしつつ、「もっと頑張らないといけない」と言葉が溢れた。
「今日も決めたかったです。自分でチャンスを作ってでも決めたかった。まだまだです。負けている状態でも、自分一人で勝ちに持っていける力を付けたい。勝ちたいですね。勝って点を決めたい。自分の点でチームを勝たせたいです」
そういった思いが口をつくのは、やはりより先を見据えているからだ。先日、オリンピック世代であるU-22日本代表に選出され、久しぶりに近い世代の選手たちとプレーする時間が訪れた。さまざまな刺激を受ける時間となったが、普段とは違った環境に身を置いたからこそ”焦り”も生まれている。
「焦りしかないです。このままだとオリンピックにちゃんと出れるのかというのも考えますし、その後のW杯にも絶対に出たいので。ここでもっと個人のスキルを伸ばしていかないといけない」
オリンピック、そしてA代表を目指していく上でも、福田にとって重要なのはトップチームに上がること。福田は「今すぐ上がれるようにと、1日1日考えています。来週の試合も絶対に入るんだと目標にして毎週トレーニングしている。もっと頑張らないといけないです」と前を向き、スタジアムを後にした。
