レアル・マドリーは7日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグ、マンチェスター・シティ戦を1-2で落とし、トータルスコア2-4で同大会敗退に追いやられた。この試合で一つ注目されたのが、ジネディーヌ・ジダン監督がFWヴィニシウス・ジュニオールを起用しなかったことだ。スペイン『マルカ』がレポートしている。
出場を果たせば印象的なプレーを見せることを常とするヴィニシウスだが、このシティ戦ではベンチスタートとなり、途中出場の機会も与えられなかった。『マルカ』によれば、ヴィニシウスはMFエデン・アザールが先発したことに理解を示しながらも、途中からでもピッチに立てなかったことに失望感を覚えているという。
そもそもジダン監督は、ヴィニシウスに全幅の信頼を寄せていないような印象を与えている。ブラジル代表FWはラ・リーガ優勝に貢献した選手の一人に数えられるが、今季公式戦で先発出場数は51試合中17試合で、ラ・リーガ中断明けの先発も12試合中4試合のみにとどまっていた。
『マルカ』によれば、レアル・マドリー幹部の間でも、ジダン監督がヴィニシウスを信頼していないという印象が以前から存在していた様子。ジダン監督は「彼はまだ20歳だ」といった趣旨のコメントを繰り返してきたが、クラブ内では同指揮官がEU圏外3枠の一つを20歳のヴィニシウスではなく、19歳の久保建英のために使用することを望んでいるのでは、との意見もあるようだ(久保は以前、ジダン監督からマジョルカにレンタル移籍するのではなく、レアル・マドリーに残って欲しいと直訴されたことを公に明かしていた)。ただしレアル・マドリー首脳陣は、ヴィニシウスが未来にチームの基盤となる選手と考えており、そうした可能性を考慮してはいないという。
同紙によると、ヴィニシウスについてはパリ・サンジェルマンやプレミアリーグのトップ6の内2クラブが獲得への興味を示している模様。しかしながら選手本人にはレンタル移籍などでクラブを去る考えはなく、ジダン監督がMFエデン・アザールのほかFWロドリゴ、MFマルコ・アセンシオの起用を優先している現実があるとしても、2020-21シーズンもレアル・マドリーでプレーし、確固たる居場所を手にする意欲があるとのことだ。
なおヴィニシウスは、2020-21シーズン中にスペイン国籍を取得できるとみられている。
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