レアル・ソシエダは22日にラ・リーガ第11節、敵地ホセ・ソリージャでのバジャドリー戦に臨み、0-1で敗れた。日本代表MF久保建英はラ・リーガ6試合連続で先発出場を果たし、74分にピッチから下がっている。
ラ・リーガ5連勝中で、2シーズン前イマノル監督自身が樹立した連勝記録まであと1勝に迫るソシエダ。同指揮官はいつも通り中盤ダイヤモンドの4-4-2を使用したが、コンディションに問題を抱えたスルロットを最終的に招集できなかっために、久保とコンビを組む2トップをカルロス・フェルナンデスとしている。
前半、いつも通りボールを保持してゴールを狙うソシエダだったが、バジャドリーの堅守速攻に苦戦。10分にはその速攻からモンチュにネットを揺らされて一度スコアが動いたものの、VAR介入の結果ボール奪取の際のブライス・メンデスへのファウルがあったとして、結局ゴールは取り消されている。
助かったソシエダだが、0-0の時間はそう長く続かなかった。16分、ロングボールからセルヒオ・レオンに最終ラインを突破されると、そのままGKレミーロを破られて今度こそ失点を喫している。
ビハインドを負ったソシエダは前半アディショナルタイム1分、久保のゴラッソによって“一瞬だけ”同点に追いつく。中盤でのボール奪取による展開、ペナルティーエリア内手前左でボールを受けた日本人FWは、フェイントを一つ入れてから左足を一閃。スピードあるボールが枠内左に飛び込んだ。久保は紛れもないゴラッソを生み出したものの、バジャドリーの最初のゴールが取り消されたようにこのゴールの直前にはスビメンディのオスカル・プラーノに対するファウルがあったため、一時的に1-1となったスコアはVAR介入後1-0に戻されている。
後半、変わらずボールを保持して攻め込むソシエダだったが、バジャドリーが敷く5バックを前にチャンスを創出できず。久保もアタッキングサードでアイデアを欠く状況が続いた。イマノル監督は次々に選手交代を敢行して、75分にはパブロ・マリンとの交代で久保もピッチから下げる。
その後も攻め続けたソシエダだったものの、オフサイドによるさらなるゴール取り消しもあり、最後まで同点に追いつけぬまま試合終了のホイッスルを迎えた。これでソシエダの公式戦連勝記録は8、ラ・リーガ連勝記録は5でストップ。3位につけるラ・リーガでは勝ち点2差の4位アトレティコ・マドリー、5位ベティスに順位を抜かれる可能性がある。




