27日のラ・リーガ第7節、レアル・ソシエダは敵地メスタージャでのバレンシア戦に1-0で勝利している。MF久保建英は出場しなかった。
前回のインターナショナルウィークから、21日間で8試合に臨むという超過密日程を過ごしているソシエダ。イマノル監督はその4試合目となるこのバレンシア戦で、ついに久保をベンチスタートとしている。
試合はホームのバレンシアが主導権を握って攻勢を仕掛けていたが、32分にソシエダがワンプレーを物にした。ハーフウェーライン付近での素早いリスタートからカルロス・フェルナンデスがペナルティーエリア内でスルーパスを受けると、巧みな反転でディアカビを翻弄。右足のシュートでネットを揺らしている。
先制したソシエダは45分、空中戦でオヤルサバルに打撃を与えたアマラーが2回目の警告を受けたことで、数的にも優位に立って試合を折り返す。イマノル監督はハーフタイム、トラオレ&デ・サラテとの交代でオドリオソラとスビメンディを起用している。
後半、ソシエダは10人のバレンシア相手にボールと主導権を握りながら試合を進めていく。イマノル監督は60分に3〜4枚目の交代カードを切り、パチェコ&トゥリエンテスをスベルディア&ブライス・メンデスに代える。また72分にはティアニーをアイエン・ムニョスに代えて交代枠を使い切り、久保にとっては“完全休養日”となった。
このままボールを保持して試合をコントロールし続けたいソシエダだったが、メスタージャの凄まじい応援を受けるバレンシアの選手たちも奮起。86分にはGKレミーロのパスを奪ったハビ・ゲラが、ロングレンジから直接ゴールを狙ったものの、これはわずかに枠を外れた。
バレンシアの意地のプレーを前に時おり冷や汗もかいたソシエダだったものの、1点のリードを最後まで守り切り勝利。ヘタフェ戦に続く勝利で今季成績を3勝3分け1敗として、暫定ながら5位に浮上している。なお同チームは次節、本拠地レアレ・アレナでアスレティック・ビルバオとのダービーに臨む。1試合丸々休んだ久保は、良いコンディションで大一番を戦うことができそうだ。




