Takefua KuboGetty Images

レアル・ソシエダ、ラ・リーガ最終節セビージャ戦に2-1勝利!22歳の誕生日迎えた久保建英は風格感じさせるプレー連発

レアル・ソシエダは4日にラ・リーガ最終節、本拠地レアレ・アレナでのセビージャ戦に臨み、2-1の勝利を飾った。MF久保建英は先発出場し、71分までプレーしている。

第37節でチャンピオンズリーグ(CL)出場圏4位の座を確保し、宿題を終えた状態で今季最後の試合セビージャ戦を迎えたソシエダ。イマノル監督は4-1-4-1のシステムで、この日22歳の誕生日を迎えた久保をいつものように右サイドに置いている。

ヨーロッパリーグ優勝で同じくCL出場を決めたセビージャを相手に、ソシエダはボールを保持しながらゴールを狙う。久保はこの試合でも今季手にした風格、またはオーラを纏って、要所要所でセビージャを脅かすプレーを披露。ブライス・メンデスとの細かい連係、視野の広さを生かした逆サイドへのスルーパス、止められないドリブルからグラウンダーのクロス……など、ボールに触れる度に何かをしでかしそうな雰囲気を醸し出し、実際にクラック(名手)らしいプレーを見せた。

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ソシエダは27分に先制点を記録する。B・メンデスのスルーパスにバレネチェアが走り込むと、ヘスス・ナバスが滑って転んだことで、そのままペナルティーエリア内左に侵入。バレネチェアはペナルティーアーク付近にマイナスのボールを送り、そこに詰めたB・メンデスが左足のダイレクトシュートでネットを揺らしている。

1点リードで試合を折り返したソシエダは、後半立ち上がりにセビージャの攻勢に遭ったものの、ポストやGKレミーロの好守に助けられて失点を回避。イマノル監督は60分に最初の交代カードを切り、今季限りでソシエダを後にする主将イジャラメンディをオヤルサバルに代えた。64分にはオヤルサバルを起点にしたプレーで、ペナルティーエリア内右の久保がシュートチャンスを迎えたものの、左足で叩いたボールはミートし切れず枠の右へ。今はもうしない、以前のようなシュートの外し方をした久保は、両手で頭を抑えていた。

イマノル監督は71分に久保も下げてアリ・チョーを投入。久保は9ゴール4アシストという成績と、数字以上に強烈なプレーのインパクトを残して2023-24シーズンを終えている。

ソシエダは73分、スルロットのスルーパスから途中出場したばかりのチョーが左足のシュートを沈めて加点。76分にはラメラに1点を返されたものの、1点リードを維持したまま試合終了のホイッスルを迎え、レアレ・アレナに集った観客に今季最後の勝利をプレゼントしている。

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