28日のラ・リーガ第7節、レアル・ソシエダはアウェーでのバルセロナ戦を1-2で落とした。セルヒオ・フランシスコ監督は、少なくとも引き分けに持と込めた試合との見解を示している。
31分にDFアルバロ・オドリオソラのゴールで先制したソシエダだったが、43分にCKからDFジュール・クンデのヘディングシュートを許して同点に追いつかれる。さらに59分には、途中出場したばかりのFWラミン・ヤマルのクロスからFWロベルト・レヴァンドフスキにもヘディングシュートを決められて、逆転負けを喫している。なおMF久保建英は後半途中から出場し、終盤にはペナルティーエリア内でシュートチャンスを手にしたが、クロスバーにゴールを阻まれた。
セルヒオ・フランシスコ監督は試合後、久保が迎えた決定機を例に挙げつつ、引き分けでもおかしくなかった一戦と振り返っている。
「勝ち点を持ち帰れたという感触がある。私たちは完璧な試合を演じた。選手たちに対してもそう伝えたよ」
「だからこそ、この敗戦は厳しいものだ。私たちはしっかり試合を戦ったし、終盤には久保が手にしたような決定機があった。勝ち点1を獲得できていたかもしれないね」
同指揮官はまた、バルセロナがCKから決めた同点弾について、本来はソシエダのゴールキックだったと指摘している。
「あの1-1とされるゴールは厳しかった。おそらく審判以外は、コーナーキックではなくゴールキックだと分かっていた。あのまま0-1で前半を終えていたが、もう少しうまく試合を管理できたはずだった」
セルヒオ・フランシスコ監督はその一方で、途中出場から衝撃的とも言えるパフォーマンスを見せたヤマルを称賛した。
「彼がピッチに立てば脅威となる。日々にわたって、世界最高の選手であることを示しているね。今日は出場していきなりアシストを記録した。勝負の行方を決める決定的な存在だったよ」