Takefusa KuboGetty Images

久保建英、ソシエダの問題を語る「試合を支配できなくなって寂しい。何よりビルドアップがうまくいっていない」

レアル・ソシエダMF久保建英が、自チームが抱える問題点について語っている。同クラブのオウンドメディアが伝えた。

4日のラ・リーガ第34節、本拠地レアレ・アレナで行われたアスレティック・ビルバオとのダービーをスコアレスドローで引き分けたソシエダ。その試合後、久保はイマノル・アルグアシル監督の後に記者会見場に姿を表し、様々な質問に答えている。

久保はまず、アスレティックとのドローについて、物足りない結果との感想を述べた。

「僕たちからすれば、引き分けは満足できる結果ではありません。勝ち点3を狙いにいきましたが、そうできませんでしたね」

「ボールを奪うまでは良かったが、そこから攻撃につながらなかった? ボールを持ったときもプレッシングを仕掛けるときと同じインテンシティーを発揮していれば、試合はまた違ったものになっていたと思います」

ここ4試合の成績が2分け2敗と勝利から遠ざかるソシエダ。この流れを変える必要があると指摘された久保は、そのためにチーム全体のパフォーマンスを向上させる必要性を説く。ソシエダがかつてのようにボールをポゼッションする力がなく、その原因がビルドアップにあると感じているようだ。

「今季の残り試合だけでなく、来季に向けても流れを変えなければいけません。皆が同意しているかは分かりませんが、個人的なことを言えば、僕はラ・レアルが試合を支配できなくなったことを寂しく思っています。以前はチャンスに次ぐチャンスを生んでいましたが、今はそうできていません」

「何よりも、ビルドアップで少し苦労を強いられています。過去のシーズンや今季序盤のようには、うまくいっていません。次の試合まであと6日間ありますし、とにかくビルドアップを改善しなくてはいけません。適切な言葉かは分かりませんが、自分たちのプレーが“見え透かない”ようにする必要があります。これが自分の感じていることです」

久保はその一方で、今季限りでの退任を決断したイマノル・アルグアシル監督についても言及。その決断が理解できるかを問われると、次のように返答している。

「彼はいつも通りです。チームがうまくいくよう最善を尽くしてくれています。決断を理解できるかと言えば……理解できない人がどこにいるんですか? 彼以外にも、メディカルスタッフなどクラブを後にする人たちがいますし、これからも出てくるでしょう」

「人生は人それぞれです。一人ひとりが決めることですし、僕たちはそれに敬意を払い、これまでの仕事に感謝をするだけです。クラブは今後も、違う監督、違うメディカルスタッフとともに続いてくわけですし、全員で上を目指していけたらと思います」

自身が今夏にソシエダを去る可能性があるかを問われると、こう返した。

「僕は(ソシエダと)契約を結んでいます。自分の意思はラ・レアルで続けて、ラ・レアルをより良くすることにあります。ですが監督もそうだったように、何が起こるかは分かりません」

「しかし僕には契約があって、ラ・レアルの選手なんです」

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