Takefua KuboGetty Images

久保建英のPK誘発から一時逆転も…レアル・ソシエダ、終了間際の失点でラージョと勝ち点1を分け合う

レアル・ソシエダは29日にラ・リーガ第11節、敵地バジェカスでのラージョ・バジェカーノ戦を2-2のドローで終えた。MF久保建英は先発出場を果たし80分までプレー。PKを誘発してオヤルサバルの2ゴール目を導いている。

ここ7試合の成績が6勝1敗で、土をつけられたのはアトレティコ・マドリーとの試合のみ。そしてミッドウィークのチャンピオンズリーグでは、ポルトガルの雄ベンフィカを終始圧倒して勝利と、まさに絶好調のソシエダ。この日乗り込んだのは、ラ・リーガ1部の中で最もピッチが狭いことで知られるスタジアム、バジェカスだ。

久保を右ウィングに配するいつもの4-3-3を使用したソシエダ。日本人MFは相変わらずの存在感を示し、逆サイドのバレネチャもキレのあるドリブルを見せてラージョを切り崩していくが、31分に失点を喫する。ルジューヌのフリーキックをGKレミーロが弾き、このこぼれ球をムミンに弾かれた。

ビハインドを負ったソシエダは、39分に久保のクロスがポストに当たるなど惜しい場面をつくり出し、41分に同点弾を獲得。左サイドのバレネチェアがクロスを送ると、ペナルティーエリア内に飛び込んだオヤルサバルが左足でボールに合わせてGKディミトリエフスキを破った。

同点に追いついて試合を折り返したソシエダは後半、ラージョと一進一退の攻防を演じたが、65分に久保のプレーをきっかけに均衡を破った。右サイドの背番号14が左足でクロスを送ると、眼前のアルフォンソ・エスピーノの右手に当りPKを誘発。PKの名キッカーでもある主将オヤルサバルが枠内右に冷静にボールを流し込み、ソシエダが逆転を達成した。なおこの試合2得点のオヤルサバルは、ラ・リーガここ6試合で6得点と驚異的な活躍を見せている。

逆転ゴールを導いた久保だが、ここ4試合ノーゴールということもあり、得点も決めたそうだ。その後にはカウンターでソシエダの急先鋒となり、ラージョDF陣にとっては追いつくことも一苦労の超スピードのドリブルからゴールを目指していく。また77分にはペナルティーエリア手前で、左サイドからの横パスを左足で直接叩いたが、このボールは惜しくも枠の右に外れた。ソシエダのイマノル監督は80分に交代カードを2枚切り、トゥリエンテス&久保との交代でオラサガスティ&サディクをピッチに立たせている。

しかしソシエダは試合終盤、“ティグレ(虎)”の愛称で知られるワールドクラスのストライカー、ファルカオもピッチに立たせたラージョの攻勢に遭い、91分についにレミーロの牙城を崩される。ファルカオ同様に途中出場のベベに、ミドルレンジからグラウンダーのシュートを決められた。結局、試合は2-2のまま終了。ラ・リーガで連勝を逃したソシエダは、勝ち点19で5位に位置している。

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