Sociedad GironaGetty Images

久保建英復帰間近のソシエダがジローナとスコアレス…6人負傷離脱中でオドリオソラ、ベッカー、オヤルサバルまで痛める

3日のラ・リーガ第23節、レアル・ソシエダは敵地モンティリビでのジローナ戦をスコアレスドローで終えた。MF久保建英は日本代表に参加していたため、この試合を欠場している。

今季ラ・リーガ優勝を争うサプライズチーム、ジローナのスタジアムに乗り込んだソシエダ。今週に準々決勝セルタ戦(2-1勝利)、来週に準決勝マジョルカ戦とミッドウィークにコパ・デル・レイを戦う満身創痍のチーム状態で、イマノル監督はGKレミーロ、DFオドリオソラ、スベルディア、パチェコ、ガラン、MFトゥリエンテス、スビメンディ、ブライス・メンデス、FWベッカー、オヤルサバル、アンドレ・シウバをスタメンで起用している。

前半、ソシエダは2分にオドリオソラが右足を痛めてプレー続行不可能に。イマノル監督は7人目の負傷者(代表参加の久保とトラオレの含めれば9人目の離脱者)が出たことを受け、代わりにアランブルを投入した。その後、試合は攻守が激しく切り替わる見応えのある展開が続く。ホームのジローナは24分、サビーニョのクロスからヤンヘル・エレーラがヘディングシュートでネットを揺らしたが、その40秒前にサビーニョがオフサイドに引っかかっていたとして、ゴールを取り消されている。

スコアレスで迎えた後半、イマノル監督は52分にオドリオソラに続き負傷したベッカー、トゥリエンテスを下げてバレネチェア、ミケル・メリーノと主力クラスを投入。そこから攻勢を強め、ジローナゴールの前でプレーし続けたが、バレネチェアやブライス・メンデスはシュートを決め切ることができない。対するジローナはカウンターを中心とした攻めを見せ、83分にはヤンヘル・エレーラがペナルティーエリア内でボールを叩いたが、これはGKレミーロの好セーブに阻まれている。

イマノル監督は86分にブライス・メンデスとアンドレ・シウバをオラサガスティとサディクに交代。一方ミチェル監督は89分、審判への激しい抗議によって退席処分となった。後半アディショナルタイムにはGKガッザニーガと衝突したオヤルサバルがひざを痛め、こちらもプレー続行不可能に……。10人のソシエダはDF5、MF4の配置でジローナの猛攻を防ぎ切り、0-0で試合終了のホイッスルを迎えている。

ソシエダは勝ち点を37で6位に位置。4位アトレティコ・マドリーに暫定で10ポイント差、5位アスレティック・ビルバオには8ポイント差をつけられており、チャンピオンズリーグ出場圏入りが難しい状況が続いている。一方3連勝を逃した2位ジローナは勝ち点を56までしか伸ばせず、3位バルセロナに6ポイント差まで縮められ、翌日にアトレティコ戦に臨む首位レアル・マドリーには4ポイント差をつけられる可能性がある。

ソシエダはカルロス・フェルナンデス、アイエン、ティアニー、アリツ、ザハリャン、サラテが負傷離脱中だったが、この試合でオドリオソラ、ベッカー、オヤルサバルまで痛めてまさに“野戦病院”化している。とりわけ過去に前十字靭帯を断裂したオヤルサバルは、ヒザを痛めて顔を歪めていたが、どういった状態なのかが心配される。

なお久保は日本代表のアジアカップ敗退によりソシエダにまもなく復帰へ。6日のコパ準決勝マジョルカ戦でプレーする可能性も噂されている。

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