レアル・ソシエダは27日にヨーロッパリーグ・グループE第5節、アウェーでのオモニア戦に臨み、2-0の勝利を果たした。MF久保建英は先発し、左肩を痛めたためにハーフタイムに交代している。
チャンピオンズリーグ・グループステージ3位チームとのプレーオフを回避するため、2位ではなく首位通過を目指すソシエダ。久保は今回4-5-1の右サイドハーフを務め、16分に前線でのボール奪取からシュートまで持ち込む(わずかに枠の右へ外れる)など、相変わらずの積極的なプレーを見せていく。
しかしながら33分、タッチライン際からドリブル突破を狙った久保は、オモニアの左サイドバック、レチヤクスと競り合った際に急に左肩をおさえてピッチにうずくまった。一度ピッチから出て処置を受けた久保は、2分後にプレーに復帰している。
ソシエダは前半アディショナルタイムに先制点を記録。イジャラメンディのクロスからロベルト・ナバーロがヘディングシュートでネットを揺らしている。
前半はソシエダの1-0リードで終了。ハーフタイム、ソシエダのイマノル監督は久保、ミケル・メリノとの交代でパブロ・マリン、ブライス・メンデスを投入する。M・メリノの交代の理由は不明だが、久保についてはやはり左肩の問題だった模様。シルバが負傷離脱したソシエダにとっても、カタール・ワールドカップが迫る日本代表にとっても、日本人MFの状態が心配される。
ソシエダは60分、左サイドからペナルティーエリア内に入り込んだR・ナバーロのお膳立てからブライス・メンデスが追加点を獲得。その後、オモニアのゴールを許すことなく、2点リードを維持したまま試合終了のホイッスルを迎えている。
なおグループEのもう一試合、マンチェスター・ユナイテッド対シェリフは3-0でユナイテッドが勝利。この結果、同グループの順位は首位ソシエダ(勝ち点15)、2位ユナイテッド(勝ち点12)、3位シェリフ(勝ち点3)、4位オモニア(勝ち点0)となり、ソシエダとユナイテッドが首位の座をかけて最終節で対戦することになる。




