Kubo ImanolGetty Images

ソシエダが9人のセビージャに勝利…久保建英はチームメートの負傷で10分から出場、惜しいプレー連発もゴールにつながらず

レアル・ソシエダは9日にラ・リーガ第14節、敵地サンチェス・ピスフアンでのセビージャ戦に臨み、2-1の勝利を果たした。MF久保建英は10分からピッチに立ち、4試合ぶりの実戦復帰を果たしている。

チャンピオンズリーグ出場権を争うソシエダと残留争いの巻き込まれてしまったセビージャの対戦。どちらもここ3試合ではわずか勝ち点1しか獲得できていないために、何としてでも勝利を収めてワールドカップの中断期間を迎えたいところだ。

前半は、あまりに多くのことが起こり、アディショナルタイムが8分も取られる事態に……。一つひとつ説明すると、まず9分にソシエダのカルロス・フェルナンデスがハムストリングを痛めてプレー続行不可能となり、イマノル監督は負傷明けの久保をピッチに立たせる。そして20分、ソシエダはミケル・メリーノのスルーパスから最終ラインを抜け出したスルロットがネットを揺らし、先制に成功した。

ビハインドを負ったセビージャは28分、ラキティッチがブライス・メンデスを踏みつけてしまい一発退場に。さらに34分にはB・メンデスが今度はニアンゾに倒され、こちらもいきなりレッドカードが掲げられることになり、セビージャは9人になった。

2人多いソシエダはまるでハンドボールのようにボールを回してセビージャゴールに襲いかかり、36分に追加点を獲得。M・メリーノのスルーパスにペナルティーエリア内のB・メンデスが反応し、シルバと交差してGKボノを惑わせながらシュートを決め切っている。

ソシエダはその後も、久保のクロスからスルロットやシルバがシュートを放つも、コースが甘く3点目には届かない。すると44分、アレックス・テジェスのクロスからラファ・ミルにヘディングシュートを決められ、セビージャに1点を返される。こうして53分まで続いた前半を終了した。

後半、ソシエダは変わらずにボールを保持するが、5バックを敷くセビージャを相手になかなかゴールを割れない。左サイドを定位置とする久保は、自ら切れ込んでシュートを放ったり、クロスからアシストを狙ったりするが、結局ボールは枠に飛ばず歯がゆい思いをし続けている。

その後も9人のセビージャは堅守を見せ、セットプレーを中心とした展開から同点のチャンスをうかがう。対して、ソシエダはあと1点を決めて勝負をつけたいところだが、割り切って守備に徹するチームを切り崩すのはやはり難しい。76分には久保が左サイドから内に切れ込み、右足のグラウンダーのシュートを放ったが、これは惜しくも枠の左へ。一方のセビージャは78分にA・テジェスのクロスからエン=ネシリが決定機を迎えて、ソシエダに冷や汗をかかせている。

ソシエダは終盤も観客の後押しを受けるセビージャに苦戦。しかし同点弾を許すこともなく、1点リードを維持したまま試合終了のホイッスルを迎え、ラ・リーガ4試合ぶりの勝利を飾った。勝ち点を26として、暫定で3位に浮上している。

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