Takefusa KuboGetty Images

レアル・ソシエダ、ローマに守り切られてELベスト16で敗退…久保建英は2戦連続ベンチスタートで71分から出場

レアル・ソシエダは16日のヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグ、本拠地アノエタでのローマ戦をスコアレスドローで終え、2戦合計0-2で同大会から姿を消した。MF久保建英は公式戦2試合連続でベンチスタートとなり、71分から出場している。

ファーストレグでローマに完敗を喫していたソシエダ。イマノル監督は前試合マジョルカ戦で久保をベンチスタートとしとして81分から起用したが、それはセカンドレグへの温存策ではなかったようだ。同指揮官は久保を再びベンチに置いて、中盤にスビメンディ、ブライス・メンデス、ミケル・メリーノ、シルバ、前線にスルロット、オヤルサバルを起用する中盤ダイヤモンドの4-4-2でこの一戦に臨んでいる。

ソシエダはファーストレグに続いてモウリーニョ監督率いるローマの堅守に苦戦。ボールを保持してアタッキングサードまで攻め込んでも、そこから打開の術を持つことができない。対するローマは、今回も効率の良い攻撃でソシエダゴールに近づいていく。15分、ディバラのシュートがスルロットに当たりコースが変わったが、GKレミーロが対応し切れなかったボールはわずかに枠外へ。また45分にはCKからスモーリングがネットを揺らしたものの、こちらは手でボールを枠内に押し込んでいたためにゴールと認められず。ソシエダは九死に一生を得ている。

スコアレスで迎えた後半は、ソシエダが攻勢を強めてチャンスを手にしていく。まず47分、ブライスの送ったクロスにスルロットが頭で合わせたが、これはわずかに枠外へ。イマノル監督は62分に最初の交代カードを切り、そのスルロットとの交代でカルロス・フェルナンデスを投入する。

そして68分、ソシエダはCKからこの試合最大の決定機を迎える。ファーのオヤルサバルが右足で蹴ったボールはGKルイ・パトリシオに弾かれ、オヤルサバルはさらにこぼれ球を左足で叩いたもののクロスバーに当ててしまった。イマノル監督はその直後オヤルサバル、ゴロサベルとの交代で久保、ソラをピッチに立たせている。

久保は右サイドから積極的にドリブルを仕掛けて違いを生み出そうとしたが、彼のことを警戒するローマがマークを2人つけたために、チャンスをつくるまでには至らない。7分が取られた後半アディショナルタイムもソシエダと久保はあきらめずに攻め続けたものの、結局1点を返すこともできずに試合終了のホイッスルを迎えることになった。

ソシエダ入団発表では「昨季、僕は2人の日本人がEL優勝を果たすのを目にしました。僕がトライしない理由はないですよね?」と話していた久保だが、今季はその挑戦をベスト16で終えた。ソシエダはここ6戦勝利なし(4分け2敗)と、不調から抜け出せずにいる。

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