19日のラ・リーガ第9節、レアル・ソシエダは敵地バライドスでのセルタ戦を1-1のドローで終えた。日本代表FW久保建英は、左足首の問題によって招集外となっている。
インターナショナルウィーク明けの一戦。ソシエダのセルヒオ・フランシスコ監督は、左足首に問題を抱え続ける久保が「より回復した状態で代表チームから戻ってきた」と話していたが、結局は招集外とした。報道によれば、18日の練習終わりに足首に再び違和感を覚えたとのことだ。
降格圏から脱出しなければいけない状況でエース格を欠くソシエダ指揮官は、GKレミーロ、DFアランブル、スベルディア、チャレタ=ツァル、アイエン、MFゴロチャテギ、ヤンヘル・エレーラ、ブライス・メンデス、FWセルヒオ・ゴメス、オヤルサバル、バレネチェアを先発させている。
前半はポゼッション率で勝るセルタが主導権も握り、20分に先制点を決める。中盤での流麗な連係からミンゲサが右サイドを抜け出してグラウンダーのクロス。このボールをドゥランが押し込んだ。
ビハインドを負ったソシエダは、単発ながらセルタゴールに迫る場面をつくるも、シュートまで持ち込めず。だが前半アディショナルタイム、ヤンヘル・エレーラを押したスタルフェルトが2枚目のイエローカードで退場となり、数的優位となって試合を折り返した。
迎えた後半、10人のセルタを攻め立てるソシエダは48分、バレネチェアの横パスをオヤルサバルが枠内に押し込んだ。だが、オヤルサバルがほんのわずかにオフサイドポジションだったためにゴールは取り消されている。
その後も攻勢を見せるソシエダだったが、セルタ守護神GKラドゥの牙城を崩すことはできない。フランシスコ監督はパブロ・マリン、ゲデス、ソレール、カリカブル、ザハリャンと次々に選手を投入していくも、やはりゴールは遠かった。
それでも90分、ソシエダの執念の攻撃がやっと実を結ぶ。ペナルティーエリア内右でオヤルサバルが相手守備陣を引き付けて、同サイドのゲデスにパス。ゲデスが折り返したボールを、エリア内中央のソレールがヘディングで押し込んでいる。ソシエダは何とか同点に追いつき、バライドスから勝ち点1を持ち帰っている。
3連敗を免れたソシエダは勝ち点を6として、19位オビエド、20位ジローナと同勝ち点で、得失点差によって降格圏18位に位置(ラ・リーガの順位は最終的に当該対決の成績で決まるが、それまでは得失点差で並べられる)。ラ・リーガ最下位になることを何とか免れ、残留圏17位セルタとの1ポイント差を維持した。




