Takefusa KuboGetty Images

ソシエダ、ジローナに逆転負けでラ・リーガ3連敗。久保建英は低調プレー続く…PA内でのダイブ行為で審判に怒られる場面も

12日のラ・リーガ第16節、レアル・ソシエダは本拠地アノエタでのジローナ戦を1-2で落とした。日本代表MF久保建英は先発フル出場を果たしている。

ビジャレアル戦(2-3)、アラベス戦(0-1)と連敗を喫したソシエダ。これ以上、降格圏に近づかないため、そして欧州カップ出場圏に近づいていくために、このジローナ戦で勝利を取り戻したいところだ。

セルヒオ・フランシスコ監督は3試合連続で久保を先発起用。中盤から前線にかけてはMFゴロチャテギ、ブライス、ソレール、FW久保、ゲデス、バレネチェアを並べて、4-3-3のシステムを使用している。

前半、ソシエダはボールを保持してジローナ陣地に攻め込み、2分には久保が決定機を迎える。久保はバレネチェアの折り返しに利き足とは逆の右足で合わせたものの、うまくミートできなかったボールは枠外へと飛んだ。

久保はその後、右サイドで得意のドリブルから違いを生み出そうと試み、またバレネチェアとポジションを交換して左サイドにも顔を出した。13分には久保のスルーパスからペナルティーエリア内右に侵入したゲデスがシュートを放つも、これは角度も厳しく、GKガッザニガにセーブされている。

ソシエダが先制点を決めたのは、35分のことだった。スベルディアのロングフィードからゲデスがDFラインを突破。そのままペナルティーエリア内に侵入すると、センターバックのプレスを受けながらも、右足のシュートでネットを揺らしている.

1点リードで試合を折り返したソシエダは、追加点を目指して攻め続けるも、なかなかチャンスを得られない。66分には久保がペナルティーエリア内で相手DFに倒されたと主張したが、オルティス・アリア主審はシミュレーションであったとして同選手を注意。イエローカードは出さなかったが、繰り返せば次はカードだと警告を行っている。

その後、ゴールを決めていったのはアウェーのジローナだった。まず75分、ウナヒの絶妙な浮き球からペナルティーエリア内のツィガンコフがアクロバティックなシュートで同点ゴールを決める。さらに83分、ツィガンコフが今度はアレックス・モレノの折り返しから巧みなヒールシュートを繰り出し、スコアをひっくり返した。

1点ビハインドを負ったソシエダは同点を目指して執念の攻めを見せたが、結局追いつけぬまま試合終了のホイッスルを聞いた。これでラ・リーガ3連敗と、一時期上がりつつあった調子を再び落としている(現在勝ち点16で暫定14位に位置)。ソシエダは久保も心配だ。この日は前半に存在感を示した時間帯もあったが、後半は消えている時間帯が多かった。

ここ最近、左足首の問題から解放された久保だが、プレーは低調のままでラ・リーガ公式のMOM候補4人にピックアップされることもほとんどなくなった。今季、ソシエダを引っ張る存在になるという期待とは、かけ離れた状況に陥っている。

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