Takefusa KuboGetty Images

調子が上がらないソシエダ、ビジャレアルに敗れてここ12戦2勝5分け5敗…先発の久保建英はバーかすめるシュート放つなど存在感

レアル・ソシエダは2日にラ・リーガ第27節、敵地ラ・セラミカでのビジャレアル戦を0-2で落とした。MF久保建英は2試合連続の先発を果たし、71分に交代している。

代表ウィーク明けの一戦目。久保は日本からの長旅後も先発し、中盤ダイヤモンド4-4-2でスルロットともに2トップの一角を務めた。

相変わらず積極的な姿勢を見せる久保は、5分にペナルティーエリア手前からのシュートでゴールをうかがったが、これはGKレイナがセーブにされる。その後は日本人MFの古巣でもあるビジャレアルが優位に試合を進め、モラーレスやジェレミ・ピノが決定機を迎えるも決め切れず。対するソシエダはボールを保持しても打開のアイデアを欠き、チャンス創出までには至らなかった。

迎えた後半、ソシエダは久保を中心としてゴールの可能性を感じさせた。久保はまず52分、ペナルティーエリア内右でボールを持ち左足を一閃したが、これはクロスバーをかすってスタンドへと向かった。さらに59分には、久保のグラウンダーのクロスからエリア内のミケル・メリーノがフリーでシュートを放ったものの、枠の右に外している。

イマノル監督は71分に交代カードを切り、スルロットと久保を下げてチョーとオヤルサバルをピッチに立たせる。それから5分後、スコアが動いた。決めたのはホームのビジャレアルだった。エリア内でスビメンディがチュクウェゼを倒して、ヒル・マンサーノ主審はPKを指示。キッカーのパレホが冷静にシュートを決め切っている。

ビジャレアルはさらに82分、ペナルティーエリア内でボールを受けたニコラス・ジャクソンが連続の切り返しからシュートを決め切り加点。2点ビハインドを負ったソシエダは攻勢を強めるも、守りを固めるビジャレアルを崩すことができず、チュクウェゼを中心とした速攻にも手を焼くことになる。

90分にはスビメンディを踏みつけたN・ジャクソンが2枚目のイエローカードで退場となり、ソシエダが数的優位に立ったものの、結局一矢を報いることもできず試合終了のホイッスルを迎えている。前節エルチェ戦でじつに7試合ぶりの勝利を飾ったソシエダだが、低調な状態からは抜け出せないままだ。ここ12戦の成績は2勝5分け5敗。その前には9連勝を達成するなど驚異的な強さを見せていただけに、大きな落差を感じさせている。

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